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#39 花魁になれなかった声

「あなたの作品、朗読させてください」という企画を開催している。
自身のスタンドエフエムで、noteに投稿している方の作品(エッセイや詩など)を朗読させていただいているのだ。

有名な著者さんの作品ならAmazonAudibleで聴けるが、それ以外の方の作品はAudibleで耳読することはできない。
だから私が朗読することで、自分の作品を客観視することにも使っていただきたいし、Audible化してみたらどんな感じなのか、など自分の作品を耳読してみたい方に少しでも需要があればと思って始めた。
そして何より「とにかく読ませてくんなまし!」という、完全に私の「好き」が行き過ぎた企画である。

朗読の魅力は、目も耳も声帯も脳も満ち満ちて、幸せな時間を味わえる点だ。素敵な作品を全身使って読むので、目だけで読むよりも身体に染み込んでくる。もちろん台詞は大好物。文中の登場人物に憑依して、その世界観を堪能できる。

今となってはこんな健全な思想だが、実は過去に朗読が好きすぎて、とんだ大失敗をしたことがある。


それは、官能小説を朗読していた時だ。
きっかけは、「なんでもいいから、他人に私の朗読を聞いてもらいたい」という当時の私の危ない性癖。約1年前の出来事である。


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