『ワクワク!!デジタル作品コンテスト2021』 児童生徒の作品と審査結果(12/16-2/24)
はじめに
Facebookの特別支援教育に携わる教師限定グループにて「夏休みチャレンジ企画 ワクワク!!デジタル作品コンテスト2021―ICTでこの子らを世の光に!」を実施しました。
作品に求めるポイントは、作る子どもたちもそして見せてもらえる大人たちも「ワクワクするか」です。
告知が夏休み直前となり、また募集期間も短かったにもかかわらず、動画、静止画、プログラミングの3つの部門に計34作品の応募がありました。
上記Facebookグループに参加する全国の先生方に、限定公開のWebページ上ですべての応募作品を閲覧可能にし、先生方には以下の5つの基準ごとに、5点満点で評価をしていただきました。
応募作品
A.プログラミング部門 全6作品
B.動画部門 全7作品
C.静止画部門 全21作品
審査結果
最優秀賞・優秀賞は、5項⽬・5点評価による全国の先⽣からの評価の平均得点の⾼順。
特別賞は、実⾏委員会による「ワクワクしたか」による選定。
表彰式
3部門、3賞の対象となった5つの学校において、対面形式もしくはオンライン形式による表彰式を行いました。オンラインではOriHimeも委員長の助手として隣席しました。
賞状が、委員長の水内もしくは各校の校長先生から授与されました。また、各賞には協賛各社から提供いただいた副賞も贈呈されました。
また、表彰式はありませんが、すべての応募者に、実行委員会より「努力賞」の賞状をお送りします(※各校宛に12/16発送しました)。審査にあたって下さった全国の先生方からの児童生徒に向けたコメントも併せてお送りします。
受賞作品が『実践みんなの特別支援教育』誌上に掲載されます
「学研教育みらい」さんの月刊誌『実践みんなの特別支援教育』、2022年1月号〜3月号の3回、各部門の3つの賞を受賞した作品が掲載されます。
実行委員からのコメント
おわりに
定型発達の子どもたちには選べるほどに部活動があり、さらには運動部だとインターハイや、文化系―今回のようなICT関連―であればロボコンなど、社会に開かれた活躍の場があるのに比べると、障害のある子どもには、ICF(国際生活機能分類)でいうところの「参加」の機会がさほど多くはないのが実情ではないでしょうか。
ICTは、障害のある子どもの心身機能の拡大・代替や発達・学習の支援において有効なだけでなく、本人の自己実現をかなえるツールです。
本コンテストは彼らがICTを用いて、自己表現を通じて社会的に評価される場を創出したいとの思いから、「ICTでこの子らを世の光に!」をテーマに開催しました。GIGAスクール構想による1人一台端末の実現は、子どもたちの学びはもちろんのこと、想像と創造を促進し、自己表現するツールとして存分に機能している様子が、すばらしい作品たちにうかがえました。
特徴的なのは、どの部門の作品も、概ねデジタル端末に標準搭載のアプリや機能、無料のソフトを使用している点です。学校において、ICTを普段使いされている、ステキな先生たちの姿も作品を通して想像することができました。
応募くださった児童生徒ならびに学校の先生方にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。
今回の実施に際し、多くの企業様より、協賛・協力をいただきました。ここに記して感謝申し上げます。
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主 催:富山大学水内研究室 水内豊和
企 画:Facebook限定公開グループ「新時代を生きる力を育む! 知的障害・発達障害のある子どものICT活用を語ろう・実践しよう!!」モデレーターチーム
実行委員:樋井一宏・和久田高之・山崎智仁・伊藤美和
協賛・協力:明治図書、学研教育みらい、ジアース教育新社、教育公論社、ケニス株式会社 (順不同・敬称略)