アダルトチルドレンである僕の数少ない選択と決定
アダルトチルドレンである僕は、何かを自分で決めるということが今までほとんど無かった。
学校に行き勉学に励むのも、副業に勤しみ学費や生活費を稼ぐのも、そうしなければいけなかったからだ。
そうすることを強いられていた、と言うほうが正しいのだろう。
そういった「〜するべき」がほとんどで、自分で何かを決めるという機会は人よりも少なかったのだと感じる。
特に、アダルトチルドレンになってしまうほどの機能不全家族の中で育つと自己の喪失は当たり前となり、自分の意見や意思は常に隠すということが当然になる。
多少は自発的に選択し行動したこともあるだろうが、良かったと言えるものかと問われると「いいえ」と即答出来てしまうものがほとんどだ。
何か無いかととにかく考え続け、ひとつだけ心当たりがあった。
最近熱中していて、かなり調子が良くて嬉しいものがある。
それは、noteを始めたことだ。
決して媚を売ろうとしているわけではない。
このような安い媚を買っていただけるとも考えていない。
ただ、素直にそう感じているのだ。
始めたきっかけは、何となくだった。
特に明確な目的があったわけでもない。
『とりあえず趣味のレザークラフトと好きなV系について投稿しよう。そうしたら、いつか何かに変わるかもしれない。』
そんな漠然とした目的だけで始めていた。
当然一般人がほんの少し記事を投稿するだけで伸びるはずもなく、通知が鳴り止まねぇ!なんて夢のまた夢。
そもそも人を集めづらい内容だったのだろう。
そこで他に何か自分が語れることはないだろうかと考えたところ、幼少期から悩み苦しんできたアダルトチルドレンに関してならどうだろうかという結論に至った。
それが7月(今月)のこと。
当事者ということもあり、インターネットや書籍、実体験などから多くの情報を集めていたために知識は豊富にあった。
それが少しでも誰かの役に立てば嬉しいな……。なんて考えながら投稿していると、1ヶ月で数千ほどpvが伸びた。
コメントをいただいているわけではないため、ご覧になられた方がどう感じているのかは分からない。
しかし、それだけ多くの方が見てくださっているのであれば、少なくとも数人には役に立ってくれているのだろうと感じられる。
ぼーっとしていただけの隙間時間をこうやって有意義なものに変えられたのは、noteを始めるという選択を自ら行ったからだ。
これだけは、今後も胸を張って言えることだろう。