見出し画像

ダイヤモンドの功罪

小学生の綾瀬川次郎は運動の才能に恵まれていた…いや、恵まれ過ぎていた。
自分のせいで負ける人がいる、自分のせいで夢を諦める人がいる。
競争に向いていない性格とは裏腹に、何をやっても人より飛び抜けて勝ってしまう彼は、いつも孤独であった。
しかし、『才能』は否応なしに彼を上のステージへと押し上げていく。
(ピクシブ百科事典より引用)

私は、スポーツに全くと言っていいほどに関心がない。
ルールも覚える気がないので分からない。
なので、スポーツ漫画を読んでもあまり覚えられない。
読んだとしても腐女子的な目線で、
どうしても攻めか受けかで見てしまう。

そんな私だが
広告に惹きつけられ、
少年野球が題材の「ダイヤモンドの功罪」を試しに読んでみたら
初めて、思春期にかけていくスポーツの実態を知った。

気の毒になってしまうほどに恵まれた才能を持つ
競争心のない主人公。

例えば水泳をやっても、いきなりトップになる。
そして今まで続けていた子は挫折と絶望を感じ、
彼に暴言を吐いたりする。
‥‥それが人生ってものじゃない?
井の中の蛙になっていたことに、そうやって気付いていくのでは?
最初は、主人公が気の毒に思えたが
読み進めていくうちに
小学生の頃からプライドを持ってスポーツに賭けている子供たち、
その親、監督、コーチの葛藤。

私は初めてこの漫画で、リトルリーグというものに入ることも難しいことを知る。
更に全国にリトルリーグがあり小学生の頃から、
同学年にコイツがいなくて良かった」と高校野球のあたりまで考えている。

野球少年たちが
自分の進路や夢を考えるのは分かる。
分かるが、コイツは邪魔になる、厄介だ、と
親も含めて考えることに驚いた。

が、それがスポーツに賭けるということなのか。
全く関心がなかったものだから
少年サッカーや少年野球やるお母さんって大変だろうなぁ位にしか
思っていなかった。(送り迎えとか洗濯とか)

しかも聞けば、少年野球というのはお金もかかるそうで。
少年野球は加入時だけで13万円程度かかり、
月謝は年間で2万円以上かかるといわれており、
道具も買い替える必要が出てきます。
リトルリーグはボールが高く、
バットやグローブも高い場合が多いのでさらに割高(だそう)。

グローブってそんなにすぐボロボロになるの‥?
むしろ使い込んで味が出てくるのが良いのでは?と革ジャンの感覚であった。

スポーツに関心のなかった私には

まさに青天の霹靂。

ルールはまだ分からないが、初めて知ったものだから
自分にとっては
衝撃的なスポーツ漫画となった。今後の展開が楽しみ。

出来たら、主人公には野球を続けてもらいたいし
競争というより
勝負に対しての喜びや悔しさを感じてもらいたいが
それは、もっとこれから先なのかな‥。なんせ5年生だし‥。


この記事が参加している募集