2021年ゲームの一言感想(pilkul)
※本記事はBloggerの記事からの移行です
こんにちは。pilkulです。
2021年のゲーム振り返りです。
辛口だったり怪文書的だったりします。辛口なのはこの記事だけなので許してください。あと軽く触れただけのゲームもいくつかあります。
・Titanfall2 [フロンティアディフェンスのみ]
システムが非常に興味深い上、フロンティアディフェンスモードはちょうどいい歯ごたえでしばらく楽しめた。
ただ本作の当該モードも、タワーディフェンスの悲しい問題の一つである「敵のバリエーションに天井があることで、いつか似通った展開になってしまう」点はクリアできなかったらしいとみえる。ただこれは根深い問題なので仕方がない、と個人的に考えている。
・Call Of Duty : Black Ops Cold War
プライベートマッチの各種バグが発生。CPUが入れにくかったりする。そのせいで、本作への没入度は低かった。
システムが万全でないなら、たとえ極小マップに放り込まれて大乱闘になっても、全く笑えない。本当に、笑えない。FPSというジャンルにおいて、それはどんな作品でも変わらない。
・天穂のサクナヒメ
序盤のみ。
pilkulという人間は「このゲームを続ける性質を自分は持っていない」ということを購入時に把握していて、序盤という名の甘い果実のみをかじっていた。ただ、例えpilkulを椅子にしばりつけてもアクションパートは一生クリアできないだろう。
このゲームを序盤しかプレイできないpilkulは農業には向いていない。農家である母方の家系に頭を下げに行って欲しい。アクションステージが下手なのはもうどうしようもないが。
・Valheim
平地ボス手前まで。次のバイオームが製作されたら再開予定。
「神を目指す北欧の戦士には、もう少しスタミナと攻撃範囲と攻撃力とジャンプ高さと運搬力と体力を持っていてほしかった」と思う。
上の台詞をプレイ中に100000回は言った。
家建造の雰囲気やものづくりゲーとして、楽しさが十分つまっている。身内でサーバーを立て好き放題プレイできたのもよかった。
戦闘パートで十分な動きができず、友人たちには多大な迷惑をかけた。雪山まで進行しておいて直前ガードの一つもできないのだから言い訳はできない。
友人たちは立派な神になれるだろうと確信している。私は来世で狼たちを育てる人になるため、初期スポーン地点に置いていって欲しい。
・ウマ娘 プリティーダービー
いくつも記事を書いているので割愛。最もプレイした。
「本編があまりに完璧すぎて二次創作を思い浮かべる余地がない」ような作品に久々に出会えた。幸運なことだと思う。
先日マンハッタンカフェのストーリーを読むにあたりついに感想記事すら書けなくなってしまった。何を書いても余計である。
・モンスターハンターライズ
私はモンハンワールドから入った初心者勢であり、旧作に関しては語る口を持たないものの、やはりライズのシステム改善は素晴らしかった。
快適なシステムは快適なゲームを保証する。
個人的には糸を使った移動・受け身が非常に助かった。どうしても初心者としては自キャラの動きが思うようにいかずダメージを負いやすかったが、本作は糸のシステムのおかげでスマートに回避できた。上級者は糸のゲージをおそらく固有技に使用してDPSを上げるのだろうし、そういった「初心者にも上級者にも使えるシステム」という設計は稀有なものだと思う。
唯一は(あまりに快適すぎるゆえか)コンテンツが少なく感じてしまうことであり、今後の追加に期待している。モンスターハンターのエンドコンテンツ設計は苦労しているのだろうと前作から感じているところではあるが、快適なシステムであるだけに、どうしてももったいない。
・ポケモンユナイト
最近MOBAには触れていなかったので期待していた。
システム面としては、ポケモンという素材をできる限り拡大解釈しつつ、MOBAの面倒な部分をいくつか改善しようと試みており、その部分は高評価だったが、残りの面倒な部分は結局残ってしまっているようだ。
・Risk of Rain 2
なぜ長らくこのゲームをプレイしなかったのかというと、2DゲーであるRisk of Rain(1)を昔にプレイして第一ステージで一生殺されまくったからである。
ところが友人がプレイしているのを見たところ、意外とスマートかつ難易度もちょうどよかったので、しばらくプレイしていた。ただソロではプレイする気力がない。
さすがにやりこむとステージ構成もわかってしまうし、1ゲーム内で2周などすると2hほどかかってしまう所が少しばかりもったいない。
・Back 4 Blood
確かに、ValveはL4Dシリーズを死なせたかもしれない。もう出ることはない。
ただその一方で、Left 4 Dead2が長生きするように、テストプレイを多くして丁寧な案内(ゲーム内ガイド)の構築に努めていたのは確かである。それは、Valveの別ゲームであるPortalのスタッフコメンタリーを見れば明らかなことだ。今でも2をプレイすれば、それを体感できる。マップを増やし、MODを許可している。
「シリーズ3となるものが出る」と聞いて、心を躍らせたのは確かだ。
だけど、死んでいるものは生き返らない。きちんと理解すべきだった。テストプレイすら怪しく、ぞんざいな案内デザインとシステムで殴り、そして倒れるプレイヤーたちを鞭うつTurtle Rockの姿を見て、それを改めて痛感した。まさかプレイ中に「Valveゲームに戻りたい」なんて思うようになるとは思わなかった。だけど当たり前である。死んだのだから。
例を挙げよう。
本作のゲーム内で「カードシステム」というものが出てくる。それを取得するとキャラクターがパワーアップするし、クリアすればするほど新しいカードが増える。"リロード演習"というカードを取れば、リロード速度が上がる。
すなわちそれは、「キャラクターが過酷な世界で成長した能力」である。
それを、彼らは遠慮なく弱体化する。キャラクターが得た貴重なスキルを。貴重な物資を。
異常なほど厳しい世界でキャラクター(そしれそれはプレイヤーでもある)が必死に生き残るため、少しばかり近接武器だけ持ったり走り抜けたりお金を必死に集めるその姿を、彼らは気に食わないの一言で弱くする。
プレイヤーだけでなく、作中キャラクターを、彼らは軽んずる。
Valveは確かにL4Dを死なせてしまったかもしれない。しれないが、Turtle Rockはシリーズ3を殺すし、プレイヤーを殺すし、キャラクターを殺す。
今後どれだけアップデートを費やし名声を取り戻そうとしても、いつまでも彼らが上に登ることはないだろう。
前に進もう。血みどろの世界に「戻る」必要などない。
・ゴーストリコンブレイクポイント
このゲームのプレイ中、何度も呟いた。
ゴーストリコンワイルドランズは、あんなにいいゲームだったのに。
こちらはたぶん、シリーズが死んだのではなく、多くの人が去ったのだろう。
前に進もう。あれ、さっきも言ったな。
・Call of Duty:Vanguard
「史実物のFPSは、いつかネタが枯渇するだろう」と多くのプレイヤーが言っていたし、自分もそう思っていた。だけどこんなにもそれを具体的に感じるようになるとは思わなかった。
プレイ前の自分に言いたい。真新しいものを期待しているなら、そこにはない。
だけど伝えるまでもなく当たり前の話である。第二次大戦なのだから。
・Battlefield 2042
昨今のアップデート事情に関しては口を閉じる。
こちらは逆に、新しいものに挑んだという点で個人的には評価している。ただやはり収束性が悪く感じてしまう。広く、兵器は多く、目標は分散している。
別ゲーではあるが、開発時のCivilization1は収束性が悪くなりプレイテンポが遅くなってしまったことがあるという話を読んだ。そうなると、多少のパラメータ変更では、ゲーム性の改善に至らないようだ。BF2042もそうなってしまっているように思う。
ちなみにCiv1の開発者であるSid Meierはどうしたか。回答は「マップサイズを半分に削った」。
本作も仮にそうすれば収束性は改善するだろうが、言うまでもなく、そうするわけにはいかない。広さを捨てた本作は、本作ではない。
・TerraTech
やあジョンスミス。聞いてくれよ。このゲーム、感触いいんだ。
乗り物をブロックの組み合わせみたいに組み立てるのは面白いし、簡単に走るのも快感なんだ。イベントをクリアするたびに新しい部品が出るのも楽しいんだ。
だからこそ。
だからこそ、換金アイテムの集めにくさとか、地形の走りにくさとか、アイテムの失いやすさとか、マルチプレイの大幅制限(なんと100mほど離れるだけで赤い壁が出現し怒られる)が、気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になってしまうんだ。
みんなはそうじゃないのかい? って気になるくらいなんだ。
クラウドファンディングして正式リリースしたのだろうけれど、そのままこのクリエイトぢからが砂に埋まっていくのかと思うとさみしいところがあるよ。
某ゲームにこのクリエイト機能を共有してほしいとすら思ってしまうんだ。
聞いてくれてありがとう。
・溶鉄のマルフーシャ
ドット絵が好き。雰囲気が好き。
アクションが苦手なのがつらいところだ。
・Age of Empires 4
RTS初めてだった。楽しくも忙しすぎる。CPU戦ばかりだったけど、対人で厳密にやる感じなのだろう。
・Melty Blood : Type Lumina
前も記事書いた。ゲーム性は好きだし簡易コンボなどは最近の流行りもあって楽だが、なんにせよゲームスピードが速い。速すぎる。突っ込んでくる4tトラックくらい速くて、それでいて破壊力がある。
・Phasmophobia
動画等で見ている限りピンとこなかったが、プレイすると面白かった。推理しつつもどこか不確定さを残すシステムは、幽霊というフレーバーとよく合っている。論理的・不動・厳密に設定しすぎるとそれはパズルになってしまう。