次の春には学生ではない
最近の諸々。思ったこと。考えたこと。文字にしてみたくなったこと。
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勉強しろよ
大学の卒業試験が終わり、無事合格し卒業も決まった。もう大学では授業も実習もなく、各々好きに2月の国家試験に向けて勉強してね♡という時期。勉強しかすることがない。なのに、勉強していない。
部活はとっくに引退している。アルバイトは人が不足している時に、ちょろっと出る感じ。もちろん周りも(私以上に)勉強しているので、一緒に遊ぼうともならない。かと言って、勉強に夢中になれるほどの試験への焦りもピンとこない。なんだかぼんやりした毎日だ。いや、勉強しろよという話ではある。
国家試験に受かるだけの、そこに特化した勉強をするなどの、コスパ良く最低限の労力で合格する手段もあるだろう。クイズ形式のように一対一対応をしまくって頭に叩き込むこともできる。だけど、それだと勉強がめっちゃつまらん。ひとつのわからないことが出てきた時に、何故だろうと教科書で調べ物をするかのように知識を得る方が、興味本位で身になる。
そんなこと言っている前に一問でも問題を解けよ。どういう道筋であろうと、結果が全てだ。とか言って、不意に国家試験が怖くなる。最近よく眠れないのは、どこかに不安に思う自分がいるからかもしれない。要領がいいわけでも、地頭がいいわけでもない自覚は十分にある。
そんなこんなで、今日も勉強を始めたのは午後2時だった。あら、まあ。
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旅行の計画が楽しい
国家試験が終わったら、遊び惚ける予定。もうテトリスみたいに、色んな予定を詰め込み始めている。特に楽しみなのは、ベトナム旅行。
計画を立てるのがめっちゃ好き。どんどん時間が過ぎていく。複数の予約サイトの口コミを読んで、Instagramでも調べて、☆の数を比べて... などしているとわくわくする。一緒に行く予定の妹にしょっちゅうURLを送りつけている。
中でも1番楽しみにしているのは、初めて海外フルマラソン(ダナン国際マラソン)に出ること!申し込みの時点で、翻訳サイトと行ったり来たりした。多分申し込めている、はず。こんな経験、社会人になってフルタイム勤務したら中々チャレンジできないもん。終わったらマッサージでも受けて、帰りたい。
円安が加速する中、日本人観光客は増えているようで、マッサージ屋さんもホテルもちょっと探せば日本人の口コミがいっぱい出てくる。円高に切り替わるタイミングはいつ来るの?
私は永遠にホテルの予約サイトを眺め続けられるほどこの旅行準備が大好きなのだが、私の母は物件サイトや図面を見るのが好きらしい。引っ越す予定が近々になくても、いつか引っ越すことを妄想して今よりいい物件を探している。ここだ!という物件を見つけたらしい時は、電話の向こうでキャッキャしている。呆れているっぽい父の声も時々混ざる。平和だな。国家試験終わったら実家帰ろう。
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先輩でより、後輩でありたい
後輩に囲まれているより、目上の人と一緒にいる方が楽。何故かわからないけど後輩と喋っている時、ぎこちなくなるか、喋り過ぎてしまって後悔するかの二択になっている。自分は上下関係が得意とか、全くそういうわけではなくて、寧ろこれまで礼儀や目上の方に対する態度を怒られたことが何度もある。
なのに、目上の方や先輩と一緒にいる時の方が疲れない。いや、逆に気を上手く遣えていないからこそ、自分がさらけ出ちゃっているのかもしれない。
上下関係とは少し違うかもしれないが、明らかに自分が讃えられたり褒められたりしない環境を自ら選んできた。
鶏口牛後というけれど、私的には「牛後鶏口」。つまり、自分が能力的に劣っているであろう集団に、ずんずか入っていくタイプ。高校生の時は、バレーボールをまともに触った事もなかったのに、バレー部に入った。ずっと、コートの外で応援したり、選手になった子のストレッチを手伝ったりしていた。大学受験の時は、背伸びした偏差値の大学を受けた。案の定、成績はずっと下から数えた方がはやい。大学に入ってからは、今度はこれまた経験のないスキー部に入って、四苦八苦した。
だけどいつも、すごい人たちに囲まれていることが、心地よかった。
今卒業間近で、最高学年。身近に上の人がいない。来年から一気に社会の下っぱになるまで、どうにかこの立場を、楽しむとまではいかなくても、エネルギーを使いすぎず過ごせるぐらいではありたい。