PLAUBEL makina67を使ってみて
皆さんこんにちは、みずきです。
そして新年明けましておめでとうございます。2025年も無事スタートしましたね。年末年始の時間の経つスピードは中々の早さです(涙)
そんな中、私は年末年始に山本写真機店の店主、山本さんに「PLAUBEL makina67」をお借りしておりました。
私の持っているLeica M10-Pとの物々交換でこのお話は成立しました。(M10-P売らずに持っていて良かった〜w)makina67はいずれ購入したいなと思ってはいたのですが、購入前に実機を試せる機会はそう無いので快く提案を受けさせて頂きました。
まず私がmakina67に興味を持った経緯をお話しますと、去年はほとんどLeica M6というフィルムカメラを使用してきました。軽快な撮影が可能で、撮影される側も身構えなくても良いくらいのコンパクトな見た目もさながら、Leicaの素晴らしいレンズが使えるということもあって愛用しておりました。しかし、去年の暮れ辺りから身近な人をちゃんと撮りたいという気持ちが湧いてきて、そうなると「中判フィルムで撮りたいな」という欲求が出てきました。
ただ私が今所有している中判フィルムカメラはPentax67ⅱというとても重たいカメラで、ヘルニアを患っている今の体の状態では長時間持ち歩くというのは現実的ではありませんでした。
そこでふと頭によぎったのが「PLAUBEL makina67」でした。レンズが蛇腹式なので使用しない時はボディ側に収納できるためかなりコンパクトになります。そして何より本体重量が1,200gという軽さ。Pentax67ⅱはボディだけで1,660gもあり、そこにレンズも着けないといけないのでかなりの差があります。
しかもこんなに軽いながらも着いているレンズはNIKKOR 80mm f2.8。最高のレンズです。以下作例を見ながら思ったことを書いていきます。
makina67を使って思ったことは、Leicaに比べて視差がかなりあることです。最後の鏡越しに撮影した写真ですが、レンジファインダー内では真ん中に構図を決めたつもりでした。しかし結果はかなり右に寄ってしまっています。引きの写真ならそこまで視差は出ないのですが、被写体が近いとどうしても出てしまいます。これはmakina67をこれから使用していく上で頭に入れておかなければいけないことだと思いました。もし本記事を読んでいただいている方で、これからmakina67の購入を考えている方は視差がかなりあるということだけを覚えて帰ってください!
そして今回お借りしたmakina67は露出計が使えない個体でした。なので都度スマホ露出計を使ってから撮影していました。これが案外、撮影のテンポを作ってくれて逆に露出計がないカメラも良いなと思ってしまいました。
逆光もかなり綺麗に表現されており、さすがNIKKORだと思いました。
いかがだったでしょうか。中判フィルムカメラとは思えないコンパクトさでありながら、NIKKORレンズを搭載しているため写りは抜群です。今は借りているだけなので、これから良個体を探す旅に出なければいけません。根気よくさがします!
また購入できましたら作例と共にお知らせしたいと思っています。
それでは今回はこの辺で。