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映画の感想『VforVendetta』

みなさんこの顔はご存知ですか?

イギリスの火薬陰謀事件の主犯、ガイ・フォークスですね。イギリスで今でも11月5日にお祭り?として行われているのボンファイアナイト。あのイベントはガイフォークスが起こした1605年の11月5日に議会の爆破未遂が由来しているらしいです。それでもって彼の顔のマスクがガイフォークスマスク。

今回観た映画はそんなガイフォークスマスクを被ったヒーロー映画。舞台はイギリスですが、原作はアメコミ(DCコミックス)みたいです。

第三次世界大戦が起こったとされる世界線。アメリカ合衆国は崩壊し、イギリスは独裁国家化された世界の話です。一応パラレルワールドの話ですけど、第二次世界大戦時のナチス政権を引用しているんだろうなと思わせる雰囲気です。

アメコミという先入観で鑑賞したためライトな映画を想像したけど、しっかりPG12映画でした。超社会派ですね。人を盲信させるためには対象を窮地に立たせる必要があるというエピソードがあるのですが、思わず賢いと思ってしまいました。が、恐ろしい話ですね。

ガイフォークスマスクの男、Vは何らかの理由で政府を解体させようとするレジスタンス。このVがめちゃくちゃ強くてかっこよくてシビレます。そしてサイコパス。ちなみに一度もマスクを外さないのですが、演じる俳優はなんとマトリックスのエージェント・スミスの人です。

Vが着実に復讐を遂げていくのと並行して、人に愛着を抱いていく描写が対照的で良いなと思いました。彼の言葉は説得力があった。彼自身が「言葉には力がある」と話していたけれど、まさにそれを彼が成し遂げていた姿がぐっと来ました。

Vは誰しもの心の中にいるのかもしれません。最後まで観たらきっとそう思うはず。

なんか喋ると全部ネタバレになりそうだなぁ。映画の感想を説明するのが私、下手みたいです。

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