横井軍平ゲーム館の感想など
昔、欲しい物リストに追加していた「横井軍平ゲーム館」という本を買って読みました。
読みやすく、内容も面白かったので、印象に残っている内容を自分なりの言葉にして残していこうと思います。
聞いたことあるけど実際に見たこと無かったものを知れた
十字キーの話やスーパースコープの仕組みはもとから知ってはいたが、なぜ誕生したのか、そしてそこから横井さんがどんなことを思っていたのかが知れてよかったです。
枯れた技術の水平思考
有名な言葉らしいですが、今回始めて知りました。
自分は情報系の人間なので最新技術はもちろん好きなのですが、この技術の水平思考から生み出されたものは新しいもののように感じます。
自分が好きなものは最新技術ではなく、誰もやったことの無いことと言うことと、新しいと思うのはやはり人間なので目に見えない裏側は関係ない(技術を知ってると逆に使い方として新しく感じるが)
技術の水平思考は日本に必要な考え方だと思った
僅かな記憶と記録から判断するに元々日本は新しい技術を作り出すのは苦手だけど、それを活用した新しいものを作るのには長けていた。そう言われていたのを担っていた人に横井さんがいると思う。
また今の時代、AIが重要な技術として出てきていて(AI自体は新しい技術という訳では無いが…)その活用方法が注目されている。
自分が感じるに、今の日本は独自路線やガラパゴス、もしくはHENTAIと言われるような方向に進んでいる。
けど、HENTAIは最近ではいい意味でも言われるようになってきていて、自分もそういった発想は大好き!
日本の技術の活用の方向性が独特だけれども自分はそれでいいと思う。
むしろその独特性が今後AIだろうが、別の何かだろうが大事になってくると思う。
ジェネラリストが具体的に何を生み出せるのかがわかる
本を読むに横井さんはジェネラリストだと思う。
最初は自分で設計して自分で作ってたけど、そのうち違う人に任せたという。
その自分で直接作らなくなったときの心情をもっと知りたかったと思う。
けど横井さんの制作物から、いつから直接関わっていなかったのか自分には分からない。
ジェネラリストほどこう言った自分の指針となるような、その人の色が出るような思想が重要な要素だと感じた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?