クエン酸(政府がひた隠す)健康効果7選【後編】
この記事は【前編】からの続きです。
クエン酸の健康効果⑦ガン予防
いよいよ、医者や製薬会社が廃業するかもしれないクエン酸の健康効果、核心部分です。
健康効果①疲労回復(前編)を思い出してください。
糖質のエネルギー代謝の過程で、ピルビン酸から一定量の乳酸が発生することを記しました。
じつはガン細胞では、正常細胞の何倍もの乳酸を発生させます。
ガン細胞は、正常細胞の3〜8倍ものブドウ糖を取り込むからです。
そのためブドウ糖の代謝では、ほとんどがピルビン酸からアセチルCoAに変換しきれずに、乳酸になってしまいます。
その大量の乳酸が何をするかというと、今度はリンパ球など免疫細胞の働きを弱めることが分かっています。
健康な人でも毎日3000〜5000個のガン細胞が生まれる、という話は聞いたことがあると思います。
それでも多くの人がガンを発症しないのは、体内にガン細胞と闘う免疫システムがあるからです。
ところが、体内に乳酸が溜まるとその免疫システムが弱くなって、ガン細胞がどんどん増殖します。
ガン細胞のおもなエサはブドウ糖である、ということを知っている人も多いです。
ガン細胞が大量に取り込んだブドウ糖が乳酸を発生、それが免疫力を弱めてしまうことが理由です。
そこでクエン酸の出番です。
クエン酸は、乳酸の蓄積を防止することが分かっています。
それによってガンの増殖を防ぎます。
それ以外にも、
⑴ガン細胞をアポトーシス(自然死)に導く
⑵ガン細胞を増殖するIGF-1(インスリン成長因子)の働きを阻害する
⑶ガン細胞が転移するための血管新生を阻害する
などの要因でガンの発症、拡大、転移を防いでいると考えられます。
これらを裏付けるように、
2017年、ハーバード大学医学部の研究報告では、
「クエン酸は腫瘍の増殖を抑える」
との結果を発表しています。
ガン細胞では、クエン酸濃度が低下していることも分かっています。
クエン酸は、確実にガン予防に働きます。
ここまで、前編から通して、クエン酸の驚くべき健康効果7つを解説しました。
これらの健康効果を得るには、1日当たり2〜5gのクエン酸を摂取するのが望ましいと考えられています。
これを踏まえて、
クエン酸が含まれる食べ物、
クエン酸サプリを見ていきます。
クエン酸が含まれる食べ物3選
①梅干し
グラム当たりクエン酸が一番多いのは梅干しです。
梅干し1個には約1gのクエン酸が含まれています。
5gには届かないので、1日5個食べようという人もいるかもしれません。
しかし、梅干しは塩分が多いことから、1日2個までにするのが望ましいです。
梅干しは、クエン酸のほかにリンゴ酸という成分を含みます。
クエン酸とともに、疲労回復、エネルギー代謝の活性化、または抗酸化作用、炎症抑制等に働きます。
とにもかくにも梅干しをお薦めしたい所ですが、残念ながら気になる問題があります。
本来、梅干しは梅と塩とシソのみが原材料のはずですが、市販の梅干しのほとんどは添加物いっぱいです。
具体的には、
合成着色料(赤色102号)
調味料(アミノ酸等)
甘味料(ステビア等)
酒精、酸味料など。
減塩梅干しという商品もよく見かけますが、塩分を減らす代わりに防腐剤や化学調味料が使われています。
私はそういう梅干しは薦めません。
梅干しを食べるのであれば、無添加のものを選んでください。
②柑橘類
レモンをはじめオレンジやグレープフルーツなどの柑橘類。
ですが、柑橘類も商品選びが重要になります。
柑橘類の9割以上は輸入品です。
アメリカ、ブラジル、イスラエルなど遥か遠い国から運ばれてくるケースが多いので、どうしても防カビ剤が使われます。
代表的な防カビ剤として
OPP(オルトフェニルフェノール)
OPP-Na
TBZ(チアベンダゾール)
イマザリル
があります。
それら防カビ剤は大変危険です。
動物実験では、膀胱がん、催奇形性、神経行動毒性などが報告されています。
健康被害が疑われる物質ですが、政治的圧力という、大人の事情で国が認可してしまった、いわくつきの毒物です。
したがって、柑橘類であれば、
広島産などの国産レモン、国産カボス、
沖縄産のシークワーサー
を使うことをお薦めします。
③お酢
国産の柑橘類も添加物なしの梅干しも、地域のスーパーでは簡単に手に入りません。
手軽にクエン酸を摂るのであれば、お酢を使うのが確実です。
お酢の健康効果は凄まじく、
疲労回復
血糖値の抑制
コレステロール値の抑制
尿酸値を下げる
腸内環境の改善
抗酸化作用
胃粘膜の保護
病原性大腸菌の増殖を阻止
などのメリットが期待できます。
調理で使うなら魚料理が多いです。
お酢を使ったレシピ
(サバの黒酢煮、アジの南蛮漬けetc.)は結構あります。
Google[魚 お酢 レシピ]
で検索してみて下さい。
お酢の中でも、アミノ酸やビタミンなど栄養素が豊富な黒酢は一推しです。
黒酢レシピも肉料理、魚料理ともにさまざま。
果実酢も推しの商品です。
暑い夏には、リンゴ酢、ブドウ酢、ブルーベリー酢、イチゴ酢を炭酸水(香料、甘味料なし)で割って飲めば、健康的なジュースになります。
私も、KALDIで購入したアサイーベリー酢とザクロ酢を、炭酸水で割って飲んでいます。
クエン酸サプリについて
クエン酸サプリも数は少ないですが、あるにはあります。
ただ、クエン酸サプリも慎重に商品を選ぶ必要があります。
クエン酸サプリは、酸っぱさを抑えるために、砂糖や人工甘味料を使っているものがあります。
DHCのクエン酸には、アスパルテームという人工甘味料(昨年WHOの一機関が発がん性を認めた)が使われています。
こういう商品は絶対に買わないでください。
輸入品のクエン酸サプリは、意外ですがほとんどありません。
iHerbで探すと、クエン酸でキレートされたミネラルサプリは多数見つかります。が、クエン酸単独サプリは、ニュートリコストというメーカーの商品のみです。
聞いたことがないメーカー名ですが、成分表示を見ると、甘味料などは使われていません。
1グラムずつのカプセルに入っているので、1日に摂りたい量に合わせて飲むことができます。
私は、ニチガのクエン酸を使っています。
鹿児島県産のサツマイモを原材料として使っています。
もちろん、甘味料は使用していません。
ただし、錠剤やカプセルではなく粉末なので、早めに使い切った方がいいことと、小さじなどで計量する必要はあります。
過剰摂取には注意してください。
④クエン酸過剰摂取について
重篤な副作用はありませんが、いくつかの注意点があります。
クエン酸は酸性度が高いため、歯のエナメル質を溶かして、歯にダメージを与える懸念があります。
ですから、クエン酸を多めに摂取したあとは、面倒でもブクブクうがいを欠かさないで下さい。
それ以外には、クエン酸の過剰摂取で、
胃腸障害、下痢、吐き気、
または腎臓への負担が増して腎機能が低下する可能性もあります。
いずれにしても、1日5グラム前後の摂取では心配はありませんので、しっかり測って飲んでください。
【前編・後編】まとめ
クエン酸の驚くべき健康効果7選
①疲労回復
②エネルギー代謝の促進
③ダイエット効果
④若返り効果
⑤キレート作用
⑥高血糖の抑制
⑦ガン予防
クエン酸が含まれる食べ物3選
①梅干し
(海、塩、シソのみ原材料
無添加のものを推奨)
②柑橘類
(防カビ剤不使用のもの)
③お酢
クエン酸サプリについて
①ニュートリコストのクエン酸
②ニチガのクエン酸
がお薦めです。(私が知る限り)
クエン酸過剰摂取について
1日5グラムを大幅に超えると、
歯へのダメージ、胃腸障害、下痢、
吐き気、腎機能低下の可能性
がありますので注意が必要です。
この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。