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インフルエンザ・風邪を99%予防する4つのサプリ

寒い冬の到来です。
風邪やインフルエンザをはじめ、ウイルス性感染症が本格的に流行するのは、これからの冬。

このような時だからこそ、大事なのは「予防」です。

ウイルスに対抗する栄養素をたっぷり摂ることで、これら感染症を概ね予防することは十分に可能です。

この記事では、インフルエンザや風邪を予防する栄養素を4つに絞り、それぞれのサプリに関して解説します。
(記事の文末に動画を貼付しています)

風邪の正体はほぼウイルス

風邪の原因はウイルス感染が90%、
残りの10%が細菌によるものです。
風邪のほとんどはウイルスであり、抗生物質はほぼ意味がありません。

その風邪ウイルスは200種類以上あり、また毎年変異します。
そのため、ワクチンは存在しません。

風邪は、自分で予防して自分で治すしかない病気です。

インフルエンザ・風邪を予防するサプリ①ビタミンC

ビタミンCのウイルスに対する役割は2つあります。

①免疫の要である白血球を活性化してウイルスを攻撃する。
具体的には、白血球の中の一つマクロファージを活性化して、そこから過酸化水素という活性酸素を出してウイルスを攻撃します。

②天然インターフェロンの合成を促進し、ウイルスの核酸(遺伝子を作る材料)を破壊して、ウイルス増殖を抑えます。

厚労省が示す「日本人の食事摂取基準2020年版」。
その中にあるビタミンC推奨量は1日100m g。
1日100mであれば、野菜や果物など食事でクリアすることも可能です。

しかし、100mgはきわめて最低限の量であって、その量ではインフルエンザや風邪に対抗することなど到底できません。

ビタミンCは最低でも1000mgは必要です。
その1000mgも平常時のこと。

インフルエンザや風邪が流行しているなかで、ウイルスに対抗して予防するには、もう一段増やして2000mgは摂取するのが望ましいと考えます。
(個人差はあります)

2000mgとなると、食事からの摂取では100%不可能です。
サプリを使ってください。

ビタミンCサプリは非常に安価であるため、1日2000mgを摂っても財布が痛みません。

インフルエンザ・風邪を予防するサプリ②ビタミンD

ビタミンDもウイルスに対して強力な防御能力を持ちます。

ビタミンDに関しては、パンデミックが起こった2020年の秋頃から、新型ウイルスの感染リスクを低減させるのではないかという研究発表が、いくつか報告されていました。

上のグラフはアメリカ•シカゴ大学の研究で、ビタミンD血中濃度と新型ウイルス感染リスクとの関係です。
左の方ほどビタミンDの血中濃度が低く、感染者が多いことを示しています。

これ以外にもスペインの研究では、「新型ウイルス感染患者216人の内82、2%がビタミンD欠乏である」という報告が、
フランスの研究では、「新型ウイルス感染患者(高齢者)77人の内、ビタミンDを補給していない人は生存率が低下した」という結果が出ています。

日本ではこういう研究は全く報道されませんし、ビタミンD自体ほとんど注目されませんが、アメリカでは状況が全然違います。
今度はこちらのグラフ。

1位が断トツでマルチビタミンなのは皆さん納得だと思います。
注目は、第二位がビタミンCを抑えてビタミンDであること。
(2017年のデータですので、新型ウイルスは関係ありません)

日本では考えられません。
それだけアメリカ人の予防意識や栄養の知識において、日本人より進んでいることの証です。

ビタミンDは、含有量が多い(50μg以上)マルチビタミンであれば、平常はそれで十分だと思います。

私が飲んでいる
Life Extension[TwoPerDay]

または、内容が全く同じである
California Gold Nutrition[Two A Day]

2つのマルチビタミンには50μg含まれています。

が、インフルエンザや風邪が大流行しそうな場合には、予防的にビタミンD単独サプリでプラスαするのもいいかもしれません。 

ビタミンDもビタミンCと同じく価格は高くありません。
期間限定で飲むのは効果的だと思います。

インフルエンザ・風邪を予防するサプリ③ビタミンA

ビタミンAがウイルスと対抗するのは、ビタミンAが粘膜を強化するという役割を持つからです。

鼻腔、口、のど、気管、気管支、肺からなる呼吸器は、常に吸い込んだ外気と触れています。
そのため、空気中にウイルスがいても、侵入されて感染しないような防御機構が備わっています。

それが粘膜です。
粘膜では、異物による感染から体を守る防御機能が働いています。

異物と戦って粘液で異物を付着し、絨毛運動によって外に出すシステムです。

くしゃみ、鼻水、咳、たんが出たり、粘膜内部の組織に炎症が起こって腫れ、鼻づまり、のどの痛み等の症状を引き起こすのは、粘膜が異物を外に出そうとしている反応です。

体がウイルスに晒される最初の防衛ラインが粘膜であり、ここで少しでも撃退することが重要です。 
その粘膜を強化するのがビタミンAです。

ビタミンAを多く含む食品はレバー、ウナギ、赤肉など。
中でもレバーの含有量は突出しているので、レバーを時々でも食べれば不足しません。

逆に、レバーや赤肉をほぼ食べない人は、ビタミンAが不足しがちです。
その場合はサプリでの補給が必要になります。

インフルエンザ・風邪を予防するサプリ④亜鉛

超重要ミネラルの亜鉛は、2つの面でウイルスに対抗します。

1つは、ビタミンAの補酵素(捕因子)として働き、ビタミンAを活性化、ビタミンAの代謝を促進します。

もう一つは、亜鉛単独での感染症予防効果です。 

ウイルスは体内に侵入後、複製を繰り返し増殖することで感染症を発症させます。 
亜鉛はウイルスの複製を防ぐ能力を持っていて、それによりインフルエンザや風邪の予防に働きます。

さらに亜鉛は、予防のみならず発症してから摂取しても、その治りを早くする効果を持つ万能性を備えています。
流行する前に、早め早めのサプリも一考です。

亜鉛などミネラルは元々吸収率が低いのが特徴です。 
その吸収率を少しでも高くする技術を用いた商品を選ぶのがポイントです。

まとめ

インフルエンザ・風邪を予防する4つのサプリは

①ビタミンC
②ビタミンD
③ビタミンA
④亜鉛
 

食事からタンパク質をしっかり摂ったうえで4つのサプリを飲むと、最大限の効果が得られます。
この冬のインフルエンザや風邪の流行に備えてください。    

この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


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