もういくつ寝ると〜♫ おもちの食べ過ぎで正月太りにならない3つの秘策
お正月になるとついつい油断してパクパク食べてしまうのがおもちです。
しかし、おもちはもっとも肥満を招く食品の一つだと言っても過言ではありません。そこで太りにくいおもちの食べ方を3つ紹介します。
この記事は12月29日に公開予定ですので、年内または年初にご覧いただいた方には、正月太りの防止策として役立てていただきたいと思います。
(文末に動画を貼っています)
なぜ、おもちは太りやすいのか
なぜ、おもちは太りやすいのか。単刀直入に言うと、おもちは炭水化物の固まりだからです。
主な太る原因を脂肪の取り過ぎだと思っている人もいますが、もちろんそれも太る原因になりますが、多くは炭水化物の取り過ぎです。
炭水化物(糖質)は体にとってはエネルギー源であり、車で言えばガソリンのようなものです。
生きていくうえで絶対に欠かせませんが、重要なのは補給したエネルギーと使ったエネルギーのバランスです。
このバランスが取れていれば問題ありません。言い換えれば、摂取カロリーと消費カロリーが等しいということです。
ところが、カロリーオーバー 摂取カロリー>消費カロリー になってしまうとエネルギーが余ります。
これが太る原因になります。現代の食生活、ライフスタイルに往々にして見られる傾向です。
炭水化物が脂肪に変わる瞬間
とくに「夜、炭水化物を摂りすぎると太りやすい」というのは聞いたことがあると思います。
多くの人は、夕食後はほとんど活動しませんし、エネルギー消費量が多い脳もお休みモードになっています。つまり、消費カロリーが少なく、エネルギーが余ってしまうからです。
炭水化物は体の消化器官で分解されてブドウ糖になって吸収されて血中に入ります。
余ったブドウ糖は、血液中に存在したままだと高血糖状態になり体にダメージを与えるので、それを避けるために膵臓からインスリンというホルモンを分泌して血糖値を下げることは知られています。
どうやって下げるのかというと、血中のブドウ糖を肝臓や筋肉に押し込んで蓄えさせるのです。
ただ、肝臓や筋肉の備蓄能力にも限度がありますので、それを越えたブドウ糖が入ってくると血中に残ってしまいます。
そのままだとやはりマズいので、インスリンは緊急避難的にブドウ糖を脂肪細胞の中に突っ込み、それによって血糖値を下げます。当然、脂肪細胞は膨らんでしまいます。
炭水化物の取り過ぎが太る原因になるのは、簡単に言ってしまうとこのようなプロセスによります。
実際におもちと白米ごはんの100g当たりのカロリーを比較すると
おもち 234kcal
ごはん 168kcal
※切り餅 1個 約50g
しかも、おもちは完全に精白された餅米で作られています。つまり、食物繊維がほぼありません。
食物繊維が少ない炭水化物は血糖値を一気に上げてしまいます。
炭水化物(ブドウ糖)の量が同じでも、それが少しずつ血中に入ってくるのであれば、緩やかに時間を掛けて肝臓や筋肉に蓄えられていきます。
結果として脂肪細胞への蓄積は少なくなります。
つまり、大量のブドウ糖が一気に血液中に入ってくる状態が、肥満のリスクを上げてしまいます。
そこで、やっと本題です。
太りにくい3つの食べ方
太りにくいおもちの食べ方は、炭水化物の吸収を緩やかにする食べ方をすることです。ここでは3つのレシピを紹介します。
1.きな粉 (安倍川餅) きなこは食物繊維が豊富です。
血糖値が上がりにくくなる。糖質の吸収が緩やかになります。
ただし、白砂糖をたっぷり混ぜると元の木阿弥です。
白砂糖は糖質の固まり。しかも食物繊維はゼロ。
※炭水化物と糖質の違いは食物繊維の有無。食物繊維が含まれるのが炭水化物。
そのほかにも砂糖には
①体を冷やす
②腸内環境を悪化させる
③肌荒れの原因
④むし歯になる
⑤集中力の低下
などのデメリットがあります。
できるかぎり砂糖を使わずにハチミツやオリゴ糖シロップで代用するのがよいと思います。cookpadのサイトに、そういったレシピも紹介されています。
2.大根おろし(関西からみ餅)
食物繊維+消化酵素アミラーゼ
3.海苔(磯辺巻き)+チーズ
タンパク質も一緒に摂るとブドウ糖の吸収、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。
ということで、お正月におもちを食べるときは、安倍川餅、からみ餅、磯辺巻き(+チーズ)の3パターンがお薦めです。
新年お正月、どれか一つでも試してみてください。
この記事の内容については動画もアップしていますので、合わせてご覧ください。