2024 Summer Vaction: Utahの旅(29)
July 11, 2024
Bryce Canyon National Park
Navajo Loop Trail
ブライスキャニオン国立公園のトレイルで必ず取り上げられる、Navjo Loop Trail(ナバホループトレイル)に挑戦。
基本情報
距離:2.4 km
標高差:157m
ルート:ループ
難易度:中級。トレイルは比較的短いが、急な下り坂と登り坂があるため、少し体力が必要である。
所要時間:1時間から1.5時間程度で回ることができる。
風景:ナバホループトレイルでは、「Wall Street」の他にも、「Two Bridges」や「Thor's Hammer」といった著名なランドマークを楽しむことができる。
一見短く、所要時間も1時間程度とあるのだが、よく見ると、距離の割に標高差があるので、しっかりした靴を履いて歩くことをお勧めするトレイルである。
Wall Streetと呼ばれるエリアは閉まっていることもあるのか、OPENといった表示がされていた。
Wall Street
Wall Streetは、ナバホループトレイルの中でも特に印象的なセクションである。狭いキャニオンを通るこのトレイルでは、両側にそびえ立つ高いフードゥ(岩柱)の間を進むことになる。
名前の由来: 「Wall Street」という名前は、両側の急峻な岩壁がまるでニューヨークの摩天楼のように感じられることから名付けられたものである。
地形: このセクションでは、トレイルがジグザグに下り坂を進み、深い峡谷の底へと降りていく。狭いキャニオンの中を歩くと、日光があまり届かないため、他のエリアよりも涼しく感じることが多い。
特徴: 高い壁と狭い通路が続くこの場所は、特に写真家に人気があり、独特の光の効果と影が岩壁に映し出される様子が見どころである。
写真家に人気があったとは知らなかったが、とりあえず、水を持ってトレイルを開始。
ループなので、時計回りでも反時計回りでもいいのだが、とりあえず最初にWall Streetに行く道を選んだ。
Wall Streetの前にこのトレイルのSignatureであるスイッチバック。
まだ早朝、7:00amなので若干暗いが、綺麗なスイッチバック。遠くに見える山も綺麗。
Wall Streetが見えて来た。
上の方にあるフードゥーも素敵。
心なしか、フードゥーが綺麗に整っているように感じる。
トレイルを下るとさらにスイッチバックが明瞭になる。朝早いため、あまり人がいなくてよかった。
あまり植物は見かけないのだが、たまに見つけたりした。
かなりスイッチバックを降りて来た状態。岩の壁が迫ってくる。
見上げるとこんな感じ。
トンネルのようなものも。
下から旦那を撮影してみる。
壮大だなーと改めて実感する。
Wall Streetに到着。
すごく狭い!
スイッチバックが終わり、Wall Streetの最も下の場所に到着。
1本の木が生えている絵をみたのだが、実際に降りてみると2本の木があった。こんなところに!すごいな。
Wall Streetを抜ければ、キャニオンの下を歩きながらフードゥーを見上げる。この辺りは比較的トレイルは平坦。
Violet-green swallow(スミレミドリツバメ)をみかけた。
確かにこの辺りにはたくさんのツバメとツバメの巣があった。
トレイルの底の平らなところは一瞬で、いくつかのトレイルと合流したりする分岐があり、ループで元のトレイルヘッドに戻る場合はまたすぐに登りが始まる。
また鳥がいたが、違う種類のようだ。
Say's phoebe(チャイロツイヒメハエトリ)というらしい。
ここにきてフードゥーの説明が笑
トレイルのあるメダル(の写真)を三枚集めて持って来たらなにかもらえるとか、書いてあるが、見逃してしまった。
他にも、フードゥーの成り立ちが説明されていた。
フードゥの形成について:
ブライスキャニオンのフードゥ(Hoodoos)がどのように形成されるか。雪解け水や強い雨が柔らかい岩石を削り取り、巨大な立岩を残す。水が凍結と融解を繰り返すことで岩が裂け、最終的にフードゥが形成される。
Two Bridges
次の見どころは、2つの橋「Two Bridges」。近づくことはできないので、チェーンの後ろから。
インディージョーンズの最後の聖戦の崖を渡るところみたい。
ちょうど歩き始めて1時間ほどが経過。まだ8:00am前だが、暑い。
ところどころ、壁の模様が不思議なかんじ。どうやって形成されるのだろう。
もうそろそろゴールかな、というところで、ツバメのヒナの鳴き声がそこらじゅうからするので、しばらく立ち止まってみていたら、たくさん巣を見つけた。
しばらくすると、母ツバメが餌をもってきたようで、ほんの一瞬のチャンスでなんとか写真を撮ることができた。
結構、母ツバメがくるインターバルが長いので、一瞬を逃すとかなり長い時間待つ必要があり、どのくらい粘るか話した結果、次に行かないといけないため、これ以上長居せず、トレイルヘッドに戻った。
Thor's Hammer
最後の見どころは、「Thor's Hammer」。これは北欧神話に登場する神トールの持つ武器である雷鎚ミョルニルの英語名ということらしい。日本語での読み方は「トール・ハンマー」
ブライスキャニオン国立公園のピンバッチなどに使われていたので、代名詞なのだと思う。
トール・ハンマーの周囲が削られているのもすごい。
トレイルは真横を通過できるので、かなり近くでみることができる。Ruby's Innではウマで通る人の写真(白黒)をみたので、ウマも通ることができるのかも。
トレイル開始から約1時間半。
日がもうすでに昇っているので、キャニオンもいつもの色に戻っていた。
他にも人気のRim Trailというのがあり、Under The Rim Trailの終点だったBryce Pointからずっと続いている。Rim Trailを使えば、このSunset Pointだけでなく、Sunrise Pointなども通過し、ブライスの景色をずっと上からみることができる。ただ、私たちは別のトレイルへ行くことにした。
続く