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2024 Summer Vaction: Utahの旅(24)

July 10, 2024
Bryce Canyon National Park

6時起床に目覚ましをセットしていたが、若干早めに目覚める。
目標は、標高が最も下がるYellow Creek Group Campsiteをできるかで早く通過すること。

今回の旅のメインイベントのバックカントリーの2日目が始まった。

Under The Rime Trailシリーズはこちら↓


Under The Rim Trail

赤枠の部分を記事にしています

2日目出発準備

6:00am

夜、外でガサガサ音がしていたので、私は何か外に動物がいたのではと思っていたが、旦那に言わせれば風だったんじゃないかと。
確かに足音や砂利の音はしなかった。

テントから出ると、2日目も快晴。少なくともバックカントリーを終えるまでは問題ないはず。

荷物をFood Prep Siteに取りに行く。私たちのバックパック、クマ缶は無事、そのまま盗まれず、動物に漁られないままであった。

テントの中も片付けたので、テントの写真を撮っておく。

テントのフライを取った状態で、中から写真を撮ってみた。
木が邪魔しているが、向こう側にブライスキャニオンの赤い岩山が見える。
朝から贅沢だな。

テントを片付け、荷造りも終えた。キャンプ場に何も残していないことを確認。

出発前にキャンプ場を記念に。
Premitiveなキャンプ場とは書いてあったが、思ったよりはサイトもしっかりしていた。

トレイル開始:Bryce Pointを目指す

7:20am

キャンプ場を出発。
朝ごはんは食べず、途中でウィダインゼリーを食べることにした。
やはり食欲はあまりない。

30分ほど歩いたら、逆光でわかりにくいが、黄色い岩山に囲まれていたことに気づいた。これがYellow Creekと呼ばれる所以かな、と話していた。

この辺りまでくると、川に水が結構あり、水源として使える(大腸菌はいるのだが)とは思った。

また少し砂地のトレイルが始まる。
平坦な道の砂地は結構足に優しく、歩きやすい。

8:00am

徐々にだが、標高が下がり、最も標高が低いYellow Creek Group Campsiteが近づいてくる。距離にして2km。

もこもこに土。

標高の最も低い地点を通過

Yellow Creek Group Campsiteもしっかり木に覆われたところにあった。
グループサイトというだけあり、かなり広いサイトだった。
予定通り、標高が最も低く、最も気温が上がるパートをかなり早朝に通り過ぎることができた。

順調。

そして、すぐにRight Fork Yellow Creek Campsiteに到着した。
この辺りから上りが始まっており、Campsiteも川を下にみる感じ。
大きな川が流れていた。

ずっと上りが続く。
最初は森の中だったが、標高が上がるにつれて、景色が開けて来た。

9:00am

2日目のトレイルを開始して約1時間半。
少し長めの休憩と、朝ごはん代わりのウィダインゼリーを食べる。
この先にHat Shopという見どころがあるようだが、なんのことだろうと考えていた。

相変わらず壮大だし、天気も気持ちいいくらい快晴。

Hat Shop地点

9:20am

トレイルを開始して2時間。
向こうになにやら変わった形が見えることに気づいた。

拡大するとこんな感じ。

少しずつ近づいてきた。
トレイルはこの崖をぐるりと続いている。

これがHat Shopだった。
確かに、帽子が飾り棚に飾られているみたい。
これは、固さが異なる地層のせいで侵食される度合いが異なり、形成されたとか。フードゥーの上に帽子が乗っかっているように見えることからその名がついたらしい。上に乗っかっている岩は、赤い部分の侵食をほぼしているらしい。

この辺りもトレイルと崖になんの敷居もないため、写真に気を取られていると転げ落ちてしまいそう。

トレイルの右手は全く違う景色なのだけど。

トレイルは写真のような感じ。
目の前にはなりきれていないフードゥーの壁が見えて来た。
ゴールは近いのかもしれない(実はまだまだだけど)。
あと3kmぐらいかと地図上では思われた。

シャトルを相乗りした家族に遭遇

9:50am

トレイル開始から2時間半。
さっき遠くから見ていたフードゥーの塊に近づいて来た。

じわじわと続く上り。
フードゥーの真横を通過することもあったりして、岩が実は結構壊れやすそうに見えたりと新しい発見。近くまで寄らないとわからない感じ。

10:20am

トレイル開始から3時間。

フードゥーの近くを歩いていると、前の方に3人組が見えた。
ここまで来ると、私たちにとってのゴールのBryce Pointからハイキングをする人もいるようで、人影が見えることがあった。

ただ、この3人組、赤いバックパックを持っている人がいて、旦那に「あれって、シャトル、一緒だった人じゃない?確か、息子が持ってたバックパックが赤だったよ」と話してみたが「そうなの?でもあの人たちってデイハイクじゃないの?Whiteman Connecting Trailから開始していたし」という。

確かにあの家族、バックパックするにしては軽装備だったんだよなー。しかもその3人組はこっちに向かって来ているようにも見えたので違うかなーと話していた。

そして10分ほどしたら、なんとやっぱりあの相乗りした家族だった!

お母さんが座って休んでいて、お父さんと息子は立ってお母さんの体力回復を待っていた。

お互い、まさか出会うと思っていなかったので

「わーおー!!」

みたいな感じになって、お父さんから「君ら、すごいな!めっちゃびっくりしたわ!」的に言われて、お母さんからは「あなたたち、結構ハイキングしてるの?それとも緯度の高いところに住んでるの?」とか聞かれてしまった。

「昔はけっこうロングトレイルしていたけど、バックカントリーは3年ぶりぐらいだよ。でもハイキングは結構するよ」とだけ答えておいた。

結局この家族も一泊したらしいが、水場が限られていたため、途中から開始して、水が豊富な(大腸菌はいるが)Right Fork Yellow Creekで1泊したらしい。水が豊富だったからか、夜、鹿を見たって言っていた。

お母さんが、ピスタチオをめちゃくちゃ食べていたが、こんな暑くて喉が渇くときんピスタチオなんて選ばなくてもと思っていた。

こっちも少し休憩できたので、会話もそこそこ、トレイルを再開した。

家族が休んでいたところは上りの途中だったので、そこを過ぎればかなり標高が高くなって来た。
これまでのトレイルとは違って、フードゥーを上から見るところまで来た。

これまで見えていなかった白い岩山が見て来た。
地図だとゴールはもうすぐなのだが。

この辺りで、デイハイクの人たちとすれ違った。
下りも傾斜があるのか、滑りそうになって歩いていた。

スイッチバックを上る。
ここから、ブライスキャニオンの景色は見えなくなり、逆に駐車場が見え始めた。このバックカントリーのゴールが見えて来た。

達成感と共に、すこし寂しい気持ちになる。

ラストスパート

10:40am

トレイルを開始して、約3時間半。
この辺りからBryce Pointがトレイルヘッドのトレイルと合流したりするので、トレイルの分岐が始まる。

途中、トラクターが通るような道があるが、そっちには進まず、トレイルを歩くと、Peek-A-Boo Loop Trailと合流するのでBryce Pointを目指す。

左手に駐車場が見えたら、ぐるりと回って、一気にゴールへ。

ゴール:Bryce Point到着

10:50am

無事、Bryce Point Trailheadに到着した。
2日目のトレイルを開始してからちょうど3時間半。
旦那と二人でゴール!元気があるのか、ないのかわからないがとにかく「いえーい!」という感じ。

トレイルヘッドからの長め。こちらからは、Bryce Amphitheaterの方角が見える。Under The Rim Trailからは見えなかったブライスキャニオン国立公園のメインパート。

トレイル開始と同じように、標高を示すサインと共に。
この先には、Bryce Pointの展望台があったが、また戻って来ようと、園内を走る無料のシャトルに乗るためにバス停へ。

本当に、これで、Under The Rim Trailが終わってしまったのだ。
辿り着いてしまうと、もっと元気があって、もっと早く歩けて、もっと写真を撮れたような気がしてしまう。

Under The Rime Trailのまとめ

1日目:17.5mile/ 28km, 13hr10min (7:50am-9:00pm(食事、昼寝含む))
2日目:5.4mile/ 8.6km, 3hr30min (7:20am-10:50am)

水もWater Cacheがうまく行き、余るくらいだった。大きな怪我もなく無事帰還できた(熱波による高い気温のため、短パンだったが、結構、低い木の枝に引っ掛かり、ちょっとした傷は多数できてしまった)。

このあとは、シャトルでビジターセンターに戻り、昼ごはんを食べることに。

続く

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