2023 日本一時帰国(39)
December 25, 2023
山口:湯田温泉でも幕末巡り
松田家ホテルを出たあとは、少し湯田温泉付近を探索。湯田温泉は白狐が癒したという伝説がある。
今はこんな白虎のポスト(手はちょっと気持ち悪い)ができていた。本来は駅に足湯もある(コロナのせいか、たんに営業時間外だったのか今回はお湯が抜かれていた)
白虎です!こんな笑っていたっけな。
白虎の像が出迎えてくれる湯田温泉駅。
初めて来たときは単線列車というものを生まれてから見たことがなく、帰りのホームを探してないことにめちゃくちゃ焦った。
ワンマンって、バス以外でみたのもの初めてだった。
そのあとは、萩でみた周布政之助が自害した矢原の跡地へ。
当時、藩主は萩が攻められていたので、山口城に避難していたのだ。
そこで、攘夷をうたう若手をサポートしすぎた周布は、結果、下関戦争は引き起こすわ、朝敵になるわで、その責任をとって自害した。というのが「花燃ゆ」
ほんと近所に住んでいたのに、歴史を知らなかったので、この石碑の存在すら知らなかった。
幕府に反対し、けんか上等な感じで猪突猛進しようとする若手の意見にものすごく耳を傾けていた藩主の毛利敬親や周布政之助は、よくこの時代にそんなことで来たなと思う。
今の社会でも、ほとんどの年長者は若手の意見なんて聞く気も持たないし、またかといって何が悪いのかとか何を正さないといけないのかという指南もすることなく「あいつはわかってない」とか「若いくせに生意気」とか。ほんと、幕末の人のほうがよっぽどまし、今の時代にも必要じゃん!
ってちょっと鼻息があらくなりそうになってしまった。
そのあとは山口市内の中心部(県庁などがある)に再度移動した。
もう、瑠璃光寺は行かないけど。。。
木戸孝允を祀っている木戸神社と旧宅があるので、訪れた。
社務所がなかったのだが、同じ神社に立ち寄れば御朱印をいただけるとのことで、あとで立ち寄ることに。
神社のすぐそばに木戸孝允の旧宅跡地が。
まぁ、いまとなっては何もないのだが。
木戸孝允も、自分の土地とかを後世のためにと、みんなに寄付したとか。
なんでこの時代の人たちが後世を考えていて、今の時代に、高い地位になればなるほど、一般的に(そうでない人もいるとは思うが)自己保身に走ったり、若手の邪魔をしようとする人がいるのかと憂う。
でも、思えば、歴史上で名を残す人は少なくて、だからこそ一般と違う人だったのだと思えば、凡人的な考えの人が多くを占めてしまし、私もまたそれに埋もれてしまうのも仕方がないことなのかな。
とまた、鼻息があらくなってしまった。
順序は前後するが、その木戸神社の御朱印をもらうために立ち寄ったのが、今八幡宮。車で15分ほどだったと思う。
これまで松田家ホテルではチェックインしたら、お茶とお茶菓子をだしてくれ、それが三堀堂の山口外郎だったのだが、今回は、忘れられたのか、コストカットなのか、お茶も入れてくれず、旦那は山口の外郎を食べるチャンスがなかった。
なので、せっかくなので、市内の本店で、生外郎を購入。
両親も好きなので、お土産に買って帰った。
山口の外郎は、三堀堂か豆四郎なのだが、名古屋の外郎とちがって、わらび粉を使っておりすこし舌ざわりが違うのだ。
ぜひ、山口ではどちらかの外郎をいただいてほしい。
(続く)