タロットのような人生を!
私は何度も迷子になりました。どこへ行ったらいいやら。人生という旅路において、何度も迷子になりました。いま現在だってそうです。暗中模索です。何度、自分の人生の浅はかさに吐いたことか。何度、自分の矮小さに涙したことか。数えきれないぐらい吐いて、泣いて、死にたくなったのかわかりません。あのタカーシーが?冗談だと思うでしょう?これがまた本当のことだから今でもなぜ生きてるのか信じられません。信じられなくなると、今でも死にたくなります。パートナーがいるから、死なないだけで死ぬ準備はもうしてあります。パートナーには道具は捨てたとは言ってあるけど、見えないところに隠してあります。鬱の希死念慮もあるので、いつでも死ぬ準備ができてることは私にとって安心して暮らしていける一つの要因なのです。どうぞ、パートナーがこの日記を読まないでいるように、と思うばかりです。
冒頭から暗い話ですみません。人生は旅路のようなものという話がverdeさんから出てきていましたね。それを聞いて、私はタロットを思い出しました。タロットはとある青年が旅する人生の様なものとして捉えられることがあります。「0」のfoolである青年が歩みを進めるたび、さまざまな神々や人生の難所にぶつかり、最終的には「21」のThe World(仏: Le Monde)に到達するという物語です。アーサー・エドワード・ウェイトのタロット図解における解説では「完成・約束された成功・旅」を意味するとされています。
さてそうすると、タロットの世界では私はどこの位置にいるのかと考えてしまいます。ちょうど転機の辺りにいるのではないかと勝手に考えているので、「13」のdeathのカード辺りなのかなぁとか思ったりします。
「いやいや、deathって『死』だから悪いカードじゃん!」と考えられがちですが、そうではないのです。「死」を経ることによって、新しい「生」が生まれる。大転換を表す良いカードなのですよ。邪念を振り払うとかね。カードの右側に太陽が出てるのが見えます?それも吉兆の印と言われているので、あながち悪いカードではないのですよ。
そこら辺に今の自分の人生があると嬉しいなぁと今は思っています。
そのタロットのような旅路の中で見つけたことは、しなやかさですかね。タロットの番号でいうと「8」Strength(仏: La Force)直訳すると力ですが、そのほかの意味として理性、自制、実行力、知恵、勇気、冷静などがあります。
一直線に走ることばかり考えていたものが、図像にあるように力で猛獣を押さえつけるのではなく、しなやかに宥めるように猛獣をいなせるようになってきたかなぁと思います。これは何度も泣いて、吐いてきた結果かなぁと思います。
哲学をやっていれば内省は常に隣にあります。本当の倫理とはなんなのか、本当の正義とはなんなのか、真実とはなんなのか、本当の私とはなんなのかetc.を常に問い続けるわけですから、内省ばかりです。嫌というほど自分に向き合い、今書いている言葉、話している言葉がどれだけ自分に真摯に向き合っているかを問われるわけです。知を愛することは真なるものと向き合う良いきっかけであり、知に対して憎しみを同時に抱くものだとわたしは考えています。その均衡があまりにも狂った場合、体調や精神に異常をきたし、最悪の場合は死の道を選ぶことになる。そんな綱渡りが哲学という学問の中には潜んでいます。
なんだか暗い話ばかり今日は書いてしまった気がする…。明るい曲でも聴いてプチ・フランス語講座に行ってみましょうか!
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今回のプチ・フランス語講座は不定冠詞の単数です。名詞の前には冠詞が絶対つくという大原則を覚えていますか?その内の一つ、不定冠詞の単数です。
un (アン)不定冠詞単数の男性形
une(ユヌ)不定冠詞単数の女性形
単語の例としていくつかあげてみましょう。
homme(男性 オム)(hは発音しない!)
famme(女性 ファム)
père(父 ペル)
mère(母 メル)
語順は冠詞+名詞の順になります。だから、
un homme
une famme(ユネ ファム)
un père(アン ペル)
une mère (ユネ メレ)となります。
なんで、un hommeだけフリガナをつけなかったのか?それはリエゾンが起きて、ちょっと発音が変わるからです。リエゾンとは「連係」という意味で、綴りに出てくる子音が本来は発音されないはずなのに、後の母音とくっついて発音されてしまう場合のことです。なので、un hommeは「アン・ノム」となるわけです。まぁ、難しいことは考えず、リエゾンというものがあると覚えておきましょう♪
今回はこの辺りで。それでは〜。
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