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ツクルバの10年を紐解く10問10答
2021/08に発行した社内外報「BA MAG 2021」。そのコンテンツをnoteでもご紹介します。今回紹介するのは、「ツクルバの10年を紐解く10問10答」という最後のコンテンツです。
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2021年8月22日をもって、創業10周年を迎えたツクルバ。
そこで、10周年を祝して、基本情報から少しマニアックな情報までツクルバにまつわるあんなことやこんなことをQ&A 形式でご紹介したいと思います。
題して、ツクルバの10年を紐解く10問10答!これを知れば、あなたもツクルバ通になれるかも?
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Q1 :オフィスははじめどこにあったの?
A:マンションの一室。そして自分たちで運営するシェアードワークプレイス「co-ba shibuya」の一角へ
会社の登記をしたのは、とあるマンションの一室(創業者の自宅!)でしたが、2011年12月にクリエイターのためのコワーキングスペース「co-ba shibuya」をオープンすると拠点をその一角へ。そこでは、100名以上の会員(起業家やフリーランスのクリエイターの方々)と切磋琢磨しながら働いていました。
co-baから卒業(移転)することに決めたのは、カウカモの立ち上げ準備が始まった2014年秋のこと。この“第2創業期”を、初の自社オフィスとなる青山セブンハイツで半年間、テイルウィンド青山で約1年半過ごし、2016年9月に渋谷を離れ現在の代官山の第二育良ビルへ。
そこから増床、コロナ禍での働き方の変化に伴う減床と変化はありましたが、“第3創業期”の今も変わらず代官山の地にオフィスを構え続けています。
Q2:そもそもツクルバのはじまりって?
A:創業のきっかけは、池袋にカフェをオープンしたこと
ツクルバの創業のきっかけとなったのは、2011年3月に起きた東日本大震災の直前、1社目の同期だった中村真広と村上浩輝を中心にしたメンバーで「仲間が集まれる場所を作ろう」とカフェをオープンしたこと。
そこで感じた、「人と人をつなぐ、手触り感のある仕事がしたい」、「クリエイター同士がアイデアや場所をシェアしながら働ける場所を作りたい」という想いが同年8月の創業へつながり、12月にコワーキングスペースの先駆けとなる「co-ba shibuya」をオープンすることになるのでした。
Q3:カウカモの企画はどこから?
A:家の売却に関するとあるco-ba会員さんのお悩みから
co-baから始まり、空間プロデュース企業となったツクルバ。4期目を迎えた頃、スケールを意識し「IT × 住まい」領域で自社事業を検討することに。
そんな中ヒントになったのが、とあるco-baの会員さんの「建築家と作った自分の大切な住まいを売りたいが、どうしたらよさをきちんと理解してくれる次の住まい手に出会えるんだろう?」というお悩み。そこで解決策として中村・村上が思いついたのが、既存不動産メディアでは伝えきれていなかった情報まで伝える「スペックではなく、ストーリーで不動産を伝える」サービス、カウカモでした。
「想いのこもった大切な住まいが、その価値を理解してくれる人にバトンパスされていくような世の中をつくりたい!」この時の想いが今も変わらず受け継がれています。
Q4:新卒採用はいつから?
A:2016年から! 2021年で6年目
ツクルバを未来永劫続く企業にしていくためには、カルチャーを育む新卒の存在は欠かせません。そこで、創業5年目の2016年から新卒採用をスタート。新卒1期生2名の入社を皮切りに、6年間で26名が入社しています。
入社後3~4年目で複数名がマネージャーになったりと、ツクルバを引っ張る存在へ成長を遂げています。
Q5:全社イベントの思い出と言えば?
A:年始&夏の合宿。そして、期初のkick-off!
創業期から場の力を信じ、みんなで集う機会を大切にしてきたツクルバ。以前は、年2回の全社員合宿が恒例行事で、年始には自分やツクルバの未来と真剣に向き合い、夏にはキャンプをしたりと自分たちらしい“場づくり”をしてきました。
2015年からは、期初に全社でkick-offを行うように。新しい期のビジョン・戦略を共有し一体感を高めると共に、前期を振り返り、バリューを体現したメンバーを賞賛する場をつくっています。
2019年頃からは、社員数の増加とコロナ禍により一堂に会することが難しくなってしまいましたが、今は、オンラインで開催している月イチの全体会と、半期に1度のkick-offは全社員参加するのがツクルバのルール。形は変われど、みんなで集うこと、共通の体験をすることをずっと大事にしています。
Q6:ツクルバらしい、コミュニケーション手段と言えば?
A:“食”をきっかけにしたもの
昔から月イチの全体会の後には「ツクルバの食卓」という交流の時間をつくり、ご飯を囲んだコミュニケーションを大切にしていたツクルバ。オフィスに広いキッチンができてからは、キッチンでのコミュニケーションが数多く生まれるようになりました。
コロナ禍でそれらが難しくなってからは、コミュニケーションの場がオンライン上に移行。自炊した料理を自由に投稿する“jisuiチャンネル”がslackに登場し、盛り上がりをみせています。
美味しいものがあるだけで、みんなの会話も弾みます。リアルでもオンラインでも、"食"はツクルバにとって欠かせない交流ツールです。
Q7:ツクルバのまわりにいるのはどんな人?
A:メンバー、ユーザー、サポーター、パートナー、ファン。そんな“ステークホルダー”の皆さま
ツクルバのまわりにいるのは、メンバー(社員)、co-baやカウカモのユーザー(お客さま)、サポーター(株主)、事業パートナー(取引先)、ファンといった、“ステークホルダー”の方々。そんな皆さまと、MISSION・VISIONを軸に、共感し参加する“同心円”の関係を築くことを意識した活動を行っています。
例えば、5周年記念の「五縁会」や2019年実施の「御縁祭」といった、ステークホルダーの皆さまをお招きした“ツクルバの文化祭”を開催したり、コーポレートアイデンティティ(CI)リニューアルの際には「ツクルバとは?」を考えるワークショップにご参加いただいたりも。カウカモとしても、ユーザーやパートナーの皆さま向けのイベントを多数開催。共感の輪を広げ、参加してもらえるための機会づくりを積極的に行っています。
Q8:これまでに作ったオリジナルアイテムって何がある?
A:手ぬぐい、チロルチョコ、ハイチュウ、Tシャツ、タオル、日本酒……色々!
ちょっとした機会があるとすぐオリジナルアイテムを作ってしまうツクルバ。これまでに数々のグッズを作ってきました。最新アイテムは、10周年記念のTシャツ、タオル、日本酒です!
Q9:あなたらしい暮らしを提案するカウカモ。では、メンバーは実際どんな暮らしをおくってる?
A:モチイエメンバー多数!“ほしい暮らし”、叶えてます。
カウカモの中の人ももちろん、自分の暮らしを大切に、"ほしい暮らし"を叶えています。↓にてメンバーの暮らしをご紹介中。ぜひご覧ください◎
Q10:コロナ禍で働き方はどう変わった?
A:オフィス出社を前提としない“時間や場所にとらわれず、働く場を選択できる働き方”へ
コロナ禍を受けて、with コロナ時代の新しい働き方と職場環境のあり方を再定義。オフィス出社を前提とせずに、"時間や場所にとらわれず、メンバーそれぞれが仕事に合わせて働く場を選択できる働き方"を目指すことになりました。そこでオフィスは縮小し、対面でなければなし得ないコミュニケーション、セレンディピティ、及びチームワーク醸成の機会を提供する機能を重視しリニューアル。現在は、オフィス・自宅・それ以外の場所と、それぞれが働く場を選んで働いています。
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祝10周年ということで、10の切り口からツクルバを紐解いてみました。
懐かしい気持ちになったり、何か新しい発見はありましたでしょうか。
振り返ると、創業以来ずっと大切にし続けているものもあれば、時代や組織の変化の中で、大きく変わっていったものもあります。その両方が今のツクルバをつくっています。
11年目からのツクルバもどうぞお楽しみに!
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