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パリ親子二人旅〜2日目

2日目は午前中は新たに香港で採用したProject Managerがプライベート旅行でパリに来ていたので、Concorde広場近くのカフェで朝食を兼ねてミーティング。1月から本格始動する香港でのプロジェクトについてかなり認識合わせが出来たので良い機会となった。

しかもこのカフェの雰囲気が素晴らしく、結局翌日に息子を連れて裁縫することとなった。

Café Lapérouse Concorde

朝食ミーティング後はホテルに戻って、息子とともに2日目の散策を開始。
既に1日目でパリ市内のかなりの数の名跡を踏破していたので、急遽Versailles宮殿に行くことに。

Versaillesは昔住んでいた頃に4歳と2歳の息子と娘を連れて家族で何度か休日散歩に来ており、子育ての思い出のある懐かしい場所。

丁度近くに住んでいる同僚から連絡があり、夕方Versailles近辺にて"Goûter"に行こうとの提案あり。よく分からないが、何か美味しいものを食べるんだろうとのことで、もちろん快諾。

ランチに宮殿近辺の美味しいCreperieを教えてもらい、行ってみると丁度運良くカウンターに入れた。山羊のチーズがたっぷり入ったガレットを食べ、散策前にお腹いっぱい。

残念ながら宮殿の中は1月まで事前予約チケットが完売しており、当日券の販売もないため今回は見られなかった。なので、宮殿の庭を散策することに。
これが改めて見ても信じられないほど広大で、大袈裟ではなく見渡す限り地平線まで宮殿の庭が続いている。

昔ここにベビーカーで子供達を連れて散歩に来て、奥まで行ったら閉園時間に戻ってこれなくなり、相当焦ったのを思い出す。

この日は天気も良く、寒さもそれほどでもなかったので、散策には最適。
庭園の中をとにかく歩く、歩く、歩く、歩く。でも行けども行けども行き止まりにたどり着くことはなく、大きく迂回してLe Grand TrianonとLe Petit Trianonエリアを散策。

寒すぎず風もないので歩くだけで気持ちがいいが、とにかく広い。
3時間は歩き倒して、それでも半分くらいのエリアは未踏破のまま。

ルイ14世の当時の一極集中した権力の大きさを想像するに、如何にして一人の人間にここまでの権力が集中したのか、何故そのような権力集中が構造的に起きるのか、ナポレオンや他の国の事例も色々調べたくなる。

歩き疲れてヘロヘロになった後は、同僚家族と待ち合わせて近くのCreperieへ。ランチを取ったのとは別のお店だが、こちらも美味しい。
僕はシードルだけもらって、息子はフレッシュレモンを搾った砂糖クレープを頼んだが、酸っぱさと甘さが爽やかな美味しいクレープだった。

思ったよりも早くVersaillesを出ることが出来たので、ホテルに帰る前に7区にあるLe Bon Marcheに行ってフランスならではの食材を買って家で夕食を取ることにした。

メニューは極めてベーシックながら、チーズと生ハム、そしてバターはハイクオリティなものを揃え、PomerolのChateau Petit Villageで乾杯。

今回買った中では、コンテチーズの36ヶ月熟成がとにかく素晴らしかった。
パルメジャーノのようなほろっとした食感ながら口の中で噛めば噛むほどクリーミーに溶け出し、そしてチーズの至る所にジャリジャリ感じるくらいうまみ成分のアミノ酸が結晶化していて、食べ出すと止まらない美味しさだった。日本ではこれは日本酒と一緒に楽しむイカの塩辛という感じかな。

歩き倒した疲れをワインで癒して、気分良くなったところで即就寝。
3日目に続く。

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