アーユルヴェーダ施設での南インドカレー&スナック
昨年11月に初インドで南のあるケララ州に2週間、本格アーユルヴェーダを受けに行っていました。
その時の施術の様子はこちら
今回はアーユルヴェーダ施設内のレストランでどんな物を食べていたのか?と施設内の厨房をレポートします。
インド料理、大好きになりました。
帰国後、1週間で京都の南インド料理屋さんへ行くくらい・・・
これはドクターが書いてくれた診断書です。施術内容と食事について初日に話合います。
【インドの夜ご飯は20時から!】
フレッシュジュース 6:30
朝食 8:00から
おやつ 11:00から
昼食 13:00から
おやつ 16:00から
夕食 20:00から
私は夜ご飯の時間が遅くて寝るまでの時間が近いのでドクターに相談したら7時頃には用意してもらえて食後は歩いて〜 と言われました。レストランにその時間に行くと何人かいて仲間がいました。ここの施設に来られていたのは半分がインド人の方であとはヨーロッパの方が多かったです。
手で食べるとホント美味しい!味、変わる。そして消化にもいい♪
シェフや周りの人達に教えてもらって初日から手で食べました。
キッチンにあったスパイス類。フェネグリークは朝食にしか使わないとか。
【北インドと南インドのカレーの違い】
北インド
乳製品が多く使われている。
スパイスはクミン、カルダモン、ターメリック、ガラムマサラ。
ドロッとしている。
肉がメイン。
乾燥した地域なので小麦を使った物が多い。
南インド
スープ風でシャバシャバしている。
ココナッツミルク、タマリンドがよく使われる。
スパイスはマスタードシード、レッドペッパー、カレーリーフ。
辛みだけでなく酸味もあります。
豆や野菜。
水が豊富で稲作に適しているので米中心。
【毎日違った!施設の朝食】
私の滞在していたアーユルヴェーダ施設では毎朝、色んな形でお米が出てきました。
カレーの種類も違うし付け合わせも。
《ドーサ》 米粉と豆を発酵させてクレープみたいに薄く焼いたもの。皆、大好きでした。
《イドゥリー》 柔らかくて蒸しパンみたいなもの。とても優しい味。
《ウタパム》 米粉とレンズ豆を発酵させて野菜を入れて焼いたもの。お好み焼きみたいな感じ。
《ライスプトゥー》 筒みたいな器具を使って作っていました。ケララスタイルの朝ご飯です。
こちらはデトックスした後に頂く回復食です。レッドライススープ(おかゆ)とチャモンディが絶品。
ココナッツ、ジンジャー、グリーンチリ、オニオン、ソルトのシンプルな物です。
【とってもお気に入りだった飲み物】
そして野菜はオーガニックでカレーリーフやココナッツは庭から収穫していました。
こんな感じで足に機械をつけてココナッツを取って来てくれます。
テーブルに置いてある温かいハーブウォーターはクローブやカルダモンやクミンなどのスパイスだったり、
私のお気に入りはピンク色の
pathimugam(パテインガム)と言って
南インドケララ州の植物を煮たもの。
アンチエイジング、腎臓、糖尿病に効果があるそうです。
【施設内でインドの人気のスナックNO1】
午後のおやつは4時から。。。
フレッシュジュースはジューサーを使ってその都度作られているのでとても新鮮でした。スイカが多く、パインやココナッツの時もありました。
お菓子は米粉、ココナッツ、ジャガリーがメインの材料でした。
蒸したり、焼いたり・・・
伝統的なケララスタイルの
ela ada(エラアダ)
バナナの皮だけでなくターメリックの葉っぱを使うこともあるそうです。
施設に滞在している皆これが大好きでした。
シンプルな味とカリッとしてモチっとした食感が良かったです。
【インド流!!産後の栄養はこれで!】
インドの産後の体力回復ドリンク!
びっくりしたのは産後のお母さんが生まれたての赤ちゃんとおばあちゃんとこちらの施設に来られていたことでした。出産後、体を休めるためと言っていました。日本では考えられないです。
このドリンクはスパイスとジャガリー(インドの伝統的なきび砂糖)を葛みたいな物で固めたもの。暑い気候でも温かい飲み物。
母乳がとってもよく出そうなトロトロした物でした。私はよくキッチンへお邪魔していたので味見することが出来ました。と言うか、味見の量でないくらいいっぱいくれます。
【原始的なキッチンの様子】
これでご飯を焚いていました。木で火を起こして。
毎日、15人分くらいのご飯を作っていました。
こちらの施設は家庭的なこじんまりした所だったのでお料理教室はなかったのですが、優しいシェフが
”いつでも来ていいよ!”
と言ってくれ最初はディナー前だけキッチンへ入らせてもらっていたのですが、おやつを作るとこも見学&試食させてもらうようになりいつもお腹がいっぱいでした。
味見でちょっとくれるのですがその量が多くて。でも7人のキッチンスタッフ全員本当に快くおもてなししてくれて英語が話せない人もいたけれどいい時間が過ごせました。最終日、キッチンスタッフとのお別れが一番悲しかったです。
キッチンとヨガホールとはすぐ近くでヨガをやっている時、いつも楽しそうな笑い声が聞こえて来ます。とてもいい雰囲気の職場です。シェフはお料理だけでなく人柄も素晴らしかったです!
本当に3食、カレーでしたが飽きることもなく、
カレーの味も違うし、ご飯の形も違うし、付け合わせの野菜も違うし・・・
私にはちょうどいいスパイスの辛さでしたが、ヨーロッパの方にはちょっとキツイようでインドの方には足りないようでした。
シェフが ’カンカンカーン’ とオタマでフライパンを揺すりながらリズミカルに出していた音が今でも忘れらません。
#カレー #インド #アーユルヴェーダ #デトックス #キッチン #料理 #海外
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