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【-Column-】思い当たる節はある
初回から泣かされ久しぶりにリアタイで観た『silent』の脚本をした、生方美久さんの2作目。
本作のテーマは、『男女の友情は成立するか?』というものだ。
男女の友情は成立するのか?と問われれば、YesでもあるしNoでもある。
自分が恋愛感情を抱いても、相手がそう思ってなければその時点で友達関係になる。
しかしお互いが恋愛感情を持っていてもお互い思いを伝えなければ、
お互い異性の友達として接することになってしまう。
これだから人間関係は何とも難しい。
そういえば学生時代にこんなことがあった。
それとなく仲が良かった女友達と花火を見に行く約束をしたが、
直前になって、花火はカップルで見に行くものだよね、となり花火を見に行くことは中止になった。
結局その日は、スターバックスでおしゃべりをしながら、窓越しで遠くに上がっている花火を見ることになった。
今思い返すと、近くで花火を見るのと遠くから花火を見るので周りから見られる立場に違いを生むのだろうか。2人で花火を見に行けば、周りの人間はたいがいはそう思うことは間違いない。
でもビジネスシーンでない限り、異性同士でスターバックスにいれば、他人は自分たちをたいがいとして見るだろうし。
結局は当事者次第のところがある。
ドラマに話を戻すと、
潮ゆくえ(多部未華子)と赤田鼓太郎(仲野太賀)は、本当に気を許せる友達であると思う。
友達だから2人で会ったって何の問題もないでしょ、と思っていただろう。
(自分もあの時はそう思っていたから気持ちは分かる。)
しかしここで、赤田が結婚することになるのだが、その結婚相手は男女の友達2人で会うことを快く思わなかった。第3者(結婚相手)からしてみれば、2人の関係は度が過ぎていると思われてもおかしくないし、そう思うことが普通であるからだ。
...と話が進んでいくと思っていたが、そうではなかった。
『2人組』では何をしたらいいかわからない、
向き合うことに怖さを感じている4人のストーリーっぽい。
自分も「好きな人同士で2人組つくってください。」が苦手な人間でした。
「隣の人同士で2人組つくってください。」のほうが必然的に決まるから楽だなとずっと思っていた。
このドラマは自分が生きてきた中で似ている感じていた部分あるので、今後の展開が楽しみである。
つまり、こっち側の人間なのか。。。
生方さんのドラマは、会話をとても丁寧に作っているのが印象的です。
その中で、第1話、第2話共にあった、春木椿(松下洸平)の家に4人が集まっての会話は特に丁寧さを感じます。
1人のしぐさのシーンや、全員が俯くシーン。
もう1つははお花。
第1話は、ガーベラ。
この花言葉は、「希望」、「常に前進」、「前向き」。
これからの4人の人生が良いほうに動き出すことを意味しているのかなと思いました。
第2話は、コスモス。
この花言葉は、「調和」、「謙虚」、「乙女の純真」。
この4人は似た者同士で思いやる気持ちがあること。
少しずつお互いが歩み寄り始めているのかなと思いました。
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