ミック・ジャガー、75歳。
先日、Twitterである動画がバズった。
75歳にしてキレキレのダンスを見せるミック・ジャガーの動画である。
驚くべきことに心弁膜症の手術をして2ヶ月経ってない。いわば術後のリハビリ風景なのである。最近、システマ東京のクラスでも見せて回ってるので、私の周囲の人は一度は見ていると思う。
調べてみるとミック・ジャガーは元からトレーニングに励み、コンディショニングに余念がなかったらしい。
この動画がとても個人的な意味で、刺さった。
ミック・ジャガーと同い年で同じく心弁膜症の手術を受けたある身近な人と、まったくもって正反対だからだ。
その身近な人が手術を受けたのはかれこれ2年ほど前になるが、術後に合併症を併発したこともあって体力を大幅に削られ、未だ回復に至らず、ほぼ寝たきりになってしまった。
その人はそれまで運動らしい運動を一切せず、大量のタバコを吸いつつ悠々自適な生活を送っていた。一見、元気そうに見えるが手術に耐えうるような体力があるわけがない。ただ弁膜症やら動脈瘤やらが進みまくっていたので、手術以外の選択肢はなかったと思う。そもそもなんでそんなになるまで不養生したんだって話なのだけど後の祭りだ。で、案の定、術後の経過は芳しく無い。
そんな残念な状況とミック・ジャガーの対比は、僕にとって大きなインパクトだった。
運動をし、きちんとメンテナンスをしていれば、パフォーマンスを保てるということと、その反対のことをミック・ジャガーと身近な人が同時に証明してくれた。
75歳にもなると、それまでの生き様が身体にもろに反映する。
だから僕はより確信をもって言いたい。
みんな、プッシュアップやろうぜ。
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