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【受験虎ラム②】ビリヤニの食べ方と若手選手のエラー

〇ビリヤニの食べ方

大阪はカレーの街だ。スパイスからヨーロッパ風まで多種多様の店がある。

その中で私のおすすめは渡邊カリーというお店である。梅田と心斎橋にも店があるが、良く行くのは同心店である。


ここの牛タンカレーは絶品である。少し奮発して牛カツもつけよう。

その店の3/9・10限定のメニュー「ビリヤニ」。数量限定らしく、InstagramのDMを送り、しっかりと予約をキメた。

特製ビリヤニ。鯛の出汁で炊いてる。

まあ旨い。それは旨い。ビリヤニだけでいけるぐらい旨い。カレールーは豆のカレーとみんな大好き牛タンカレーだ。言わずもがな、絶品。

……ところで、ビリヤニってどう食べるのが正解なんだ?いちいち聞くのも調べるのも気が引ける。とりあえず、自分なりに食べてみて、それが失敗なら次のビリヤニに活かせばいいか、とかなんとか考えてる内に完食してしまった。シメは、ラッシーだ。口の中もサッパリして、帰途につく。

〇3/8の試合。小幡竜平の2つのエラーと3/9の試合。

さて、その前日。阪神タイガースはオープン戦7連敗を喫する。途中まで5点のリードを守っていたが、8回に右翼の前川右京、中堅の森下翔太のエラー、さらには小幡竜平の2つのエラーが重なり、一挙6失点する。登板していた投手、桐敷拓馬は失点6の自責点0という謎のスタッツを残す。

前川右京は打撃を期待されている選手であり、森下翔太はプロでの本職は両翼である。そこに目を瞑ることは出来るが、小幡竜平は守備走塁の良さがストロングポイントの選手である。そんな彼が冒したエラー2つ。ネットのピーピー騒ぐ浅はかなファンの一部はは彼を二軍降格させるべき、という論陣を張っていた

実に浅はかな視点だと思うが、実際のところ彼の処遇を決める岡田彰布監督はどういう判断をするのだろう……と考えていると、翌日の3/9、小幡竜平はスタメンで起用された。

彼の所に打球が飛ぶとスタンドのファンはザワついたが、しかし、全ての守備機会を無難にこなした。やや難しいイレギュラーバウンド気味の打球もしっかりと処理をしていた。

かつての阪神タイガースの監督でもあった故星野仙一氏も失敗をした選手を翌日に起用することが多かった。これは、指揮官から選手に対して試行錯誤の末に失敗を成功に導く契機にしろ、という無言の宿題だったのだろう。

〇試験までにどれだけ失敗できるか

さて、前回は模試をどのように捉えるか、と言う話をしたが、今回もそこに通じるものだ。

受験生よ、試験の前に失敗を重ねろ。

ただし、失敗を失敗で終わらせるな。それを次の成長に繋げろ。

たとえば、予習型の授業で、途中で答えを書き換える生徒がいる。このことをもちろん良くないこととして指導することも大事なのだが、講師の授業を聞き、自分の誤りに気づき、それを直すならば個人的には大歓迎の行為であると考える。(実際に前期の早い段階で「途中で答えを直してもいいよ」という話はする。)

授業なんて、受講してる生徒からすればいくら失敗しても構わない場である。そこでの悔しさ、恥ずかしさ、そして時に嬉しさを感じることが試験の成功に繋がるのであり、繋げなくてはならないのだ

だから、試験までに失敗を積み重ねることは大事なことの1つなのだ。

そういえば、阪神タイガースもオープン戦で9連敗である。これも、本番前の失敗だ。特に気にすることはない(震)

それでは、また来週。

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武川 晋也
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