来週の注目イベント
1/21…中国18年10−12月期GDP
・18年10−12月期実質GDPの市場予想は前年比+6.4%と、
7−9月期(+6.5%)から小幅に減速する見通し。
・18年通年も+6.6%と17年の6.7%から伸び鈍化が見込まれているが、
政府の成長率目標である+6.5%は上回るとみられる。
・製造業PMIの悪化や輸出入減速から中国経済の減速懸念が再熱している
が、中国政府は財政支出の拡大などにより、景気下支え政策を打ち出して
いる。ただ、米中貿易摩擦の影響もあり、市場の不安解消には時間が
かかるだろう。
1/22~23…日銀金融政策決定会合
・日銀は従来通り、短期金利を−0.1%、長期金利を0%程度とする超短金利
操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和政策の
現状維持を決定する見通し。
・19年度以降の物価見通しについて、前回(19年度:前年比+1.4%、
20年度:同+1.5%)から下方修正される見通し。
1/22~25…ダボス会議(世界経済フォーラム総会)
・ダボス会議は世界経済フォーラム(WEF)の総会として毎年1月に開催
している。スイスのダボスで開かれ、政治・経済・社会問題等、多くの
テーマについて意見が交わされる。
・今回は、前日にIMFが世界経済見通しを公表予定。
・トランプ大統領は参加をしないが、ライトハイザーUSTR代表や、
ムニューシン米財務長官らが参加する予定。