仕事で活躍するための前提条件
今回は、仕事で活躍するための前提条件は何か?ということについて書いてみたいと思います。
多くの人はこう思うと思います。
せっかく仕事をするなら、活躍したい。そのためにはスキルアップが欠かせない。
世の中は、多くの自己啓発・スキルアップの機会で溢れています。
動画・オーディオ・本・セミナーなどなど、あれもこれもとたくさんあります。
私は、10年以上にわたり、日本・世界で活躍するビジネスリーダーのリーダーシップ開発に携わってきました。その中で、思考力の強化、戦略眼の強化、リーダーシップ強化などMBA的スキルの研修も多く行いました。
多くのリーダーたちのリーダーシップ開発に携わって気が付いたことがあります。活躍する人は何が違うのか。
つまり、「活躍の土台に立つ前提」は何か?です。
もちろん自頭の良さや、上記のスキルが大事なのは言うまでもありませんが、それだけでないようです。
それは、
今の仕事に誇りを持っているかどうか、
持てるようになったかにあると考えます。
これがないと何も始まらないと思います。
誇りがなくてもそこそこの仕事はできると思います。特にスキルを持っている人はそれなりに仕事はできます。しかし、それなりに、のレベルです。
1つ飛びぬけようと考えるのであれば、誇れる仕事をするということに尽きると思います。
誇りを感じられる会社に入る。誇りを持てる職業や事業を行う。
なによりも、誇りを感じる選択を日々行う。
その会社・職業が魅力的(と周囲から映るかどうか)かどうかや、オファーされる役職、オファーされる年収・待遇などいろんな要素でキャリアを作っていくと思います。
それはそれで判断材料に入れてよいと思います。私もこれまでのキャリア人生の中で入れてきました。
ただ、それだけで環境を選んでしまうと、そこそこの貢献はできても、ぶっちぎりでの活躍は保証されません。
もう1つキャリアを作るうえで重要な判断軸にしたもの、それは「誇り」です。
「誇れる会社か」「誇れる仕事内容かどうか」「自身が誇れる貢献ができるかどうか」です。
何に誇りを感じるかは人それぞれです。
それゆえに一概に言えないのですが、自分の誇りを感じるのも自分自身。
自分の選択に責任をもって、誇りを判断軸に入れたとしたら、その後の成長・活躍の土台に立ったと思ってよいのではないでしょうか
では、どうしたらよいのか?
これは意外に簡単です。
自分の心に聞いてみてください。
自分だけが感じる「誇り」だからです。
ちなみに、誇りは無理やり感じるものではないし、論理的に整理するものでもないと思います。そんなに難しく考えるものでもないと思います。
誇れるものは、瞬時に感じ取れるのではないかと思います。
とかく、仕事関連になると、ロジックで判断しないといけないと思われがちですが、自分の感情なしに良い仕事はできないと思います。作業はロジックでできますが、良い仕事はロジックだけではできません。
誇れるかどうかというのは、誇れる仕事ができる環境かどうか、ということに尽きます。
これは環境でもあるので、誇りを持って仕事ができる環境を、自ら選ぶことは大事ですね。
その環境を選ぶのは紛れもない自分自身ですから、どの環境に身を置くかは自分の責任と考える。違うと思ったら早々に環境を変えた方がいいです。
誇りを持って仕事をする環境に出会ったときは、その仕事にのめりこむことができるので、ある程度その環境に身を置いていたいと思うはずです。
まずは活躍の土台に立つために、でした。