信頼の構築の仕方
仕事における信頼の構築の仕方について、今日は書きたいと思います。
信頼の構築の仕方に関しては、文化によって違いがあると、「異文化理解力」には書かれています。
今回は、この「異文化理解力」で書かれている、信頼の構築の仕方について解説していきたいと思います。
この本によると、信頼を感じる方法は2つあり、1つはタスクベース、そしてリレーションベースです。
タスクベースというのは:
その人を信頼するベースは、仕事を遂行するのに必要なスキルを持っているかどうか、というもの。そして、
リレーションベースは:
あなたのことを10年知っていて仲良しだからという「関係性」をベースにして信頼を構築するものです。
さて、日本の文化の中で重んじられるのは、タスクベースかリレーションベースか?
答えは、リレーションベースですね。
中国などもリレーションベースでの信頼が構築される文化であると、この本には書いてありました。
ちなみに私は、キャリアの最初の数年をアメリカ系企業で過ごしていたので、ややタスクベースよりに「信頼」を構築します、
キャリアの途中で日系企業に初めて勤務した時に、「リレーションベース」を重んじる文化に遭遇し、最初はなかなか慣れませんでした。
これはどちらがよい・よくないというのではなく、2種類あるということを意味しているだけです。
ビジネスでの信頼を得るときに、何が重視されるかは文化に寄ります。
文化によって重視されるものが違うということを理解することはとても大事です。そしてこの文化は、国別というだけではなく、同じ日本で育ったとしても、世代や、経験によって異なることも大いにあります。
会社ごとでも違いますし、同じ会社でも部門ごとにやや違うかもしれません。
ビジネスの信頼だけに限らず、様々な場面で何が重視されるかを考える際、自分の慣れ親しんだもの以外の基準もあり得るという前提を理解していると、社会生活を送る上でとても役に立ちます。
興味ある方、ぜひ「異文化理解力」を参考に読んでみてください。
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