【中学受験ネタ】灘中プレ模試結果
昨日、灘中プレ模試の結果が出ていた。
点数と順位だけでしかわからなかったが、結果は惨敗。
3教科のうち、国語と理科は十分な合格点だったが、なぜか算数がメチャメチャ悪かった。
算数は比較的できたほうだと言っていたので、結果を息子に伝えた瞬間、信じられないような顔をしてから、わんわん泣き出した。
育成テストのあとに受けたので、集中力を欠いていたのかもしれないが、息子がテストの結果が悪くて泣くのは初めてのこと。よほど悔しかったらしい。
「僕だけなんの対策もしてなかったから」
「それはわかるけど、だとしても君の感触じゃ、算数はもっとできていたはずなんでしょ?」
「うん」
「だったら、本来は取れる問題を取れていなかったってことだよね?」
「うん」
「だから、対策したとかしてないとかは、今回の場合、関係ないと思うよ」
「…………」
「算数が、君が言っていた点数だったら、合格圏内に入っていたと思うよ」
「…………」
「本番以外は小テストだ。悔しいなら、次にリベンジすればいいじゃん」
「わかった」
息子はやっと泣き止み、私の顔を見て言った。
「僕、灘中学受けたい」
「いや、それは……」
灘中受験と久留米附設の受験日は近いし、受けていいものかどうかは微妙だし、灘中学はたしか2日あるんじゃなかったっけ。
「そんなに悔しがるなら、日々の育成テストとか公開模試でもっと悔しがればいいのに」
妻はあきれてそう言う。まったくその通りだが、息子にとっては他塾での屈辱的な結果は納得のいかないものだったのだろう。
「リベンジしたいから、次の灘中プレ模試も受けていい?」
と言われたので、灘中学の過去問題を買うことにした。
息子の興味が俄然灘中学に向かってしまったようで、良かったのか悪かったのか。
まあ、息子の鼻っ柱をへし折ってくれたってことで、当初の目的は達成した。英進館にお礼を言いたい。
この記事が参加している募集
小説が面白いと思ったら、スキしてもらえれば嬉しいです。 講談社から「虫とりのうた」、「赤い蟷螂」、「幼虫旅館」が出版されているので、もしよろしければ! (怖い話です)