見出し画像

なぜ交感神経が過剰に活動してしまうのかpart2


3個目のnoteです!
みなさん覗いていただきありがとうございます🙏
少し間が空いてしまいました...笑



前回は
胸椎の伸展をやりすぎると胸髄腰髄を圧迫し、交感神経が上がりすぎてしまうというお話しでした。


ですがそれはトレーニングにおいての話。

実際トレーニングしている時間はせいぜい1日の中で多くて3時間程度
残りの21時間交感神経が過剰に働いてしまうきっかけを作ってしまっていたら元も子もありません。



日常の中でなにが理由で交感神経を刺激しすぎてしまっているのでしょうか...?


実はこれ.........




お母さんのお腹の中にいるとき
(胎児)からかもしれないんです



皆さんは

『原始反射』

というものを聞いたことや目にしたことはありますでしょうか?

『原始反射』とは、赤ちゃんが様々な刺激によって、

無意識的に反応する反射のことです。


赤ちゃんは自分で自分の身体を守ることは出来ません。この原始反射を用いて自らの身体を守ろうと無意識的に身体を動かすのです。



本来この『原始反射』は、大人になるにつれなくなっていくものなのですが、

なくならずに残っている部分があると、その後自律神経に悪影響を与えてしまう可能性があります。

なぜ残ってしまうかというのは様々な理由がありますが、幼少期からストレスがかかりやすい環境にあったりすると残存しやすいと言われています。


経験あると思いますが、赤ちゃんの手になにか物を当てたり指を当ててみたりすると勝手に強い力でギュッと握るという働きです。

これは手掌把握反射と言います。

イメージつかない方は下記のURLを↓↓↓


https://youtube.com/shorts/hfQrV_xF5gY?si=vp7cZvsrndOwULaC



これは赤ちゃんが自らの意識でやっていることではなく、

勝手に身体が反応している(反射)

ということになります



反射とはなんぞや?
と思う方は熱いものを触ったときを思い出してください。

熱いものを触ってしまったとき、熱ッッッ!!と『反射的に』手を離しますよね!
受けた刺激に対して大脳を介さずに脊髄などを介して筋肉に反応を起こすことを『反射』といいます。
むかついた相手に対して『反射的に』手が出てしまったなんて言い方もしますね🤛

反射とは受けた刺激に対して勝手に身体が動いてしまうので自らの力では制御不能な現象です。



先程述べた

原始反射が残存していると...(または復活している)
何かしらの刺激に対して勝手に身体が反応してしまったり、それに伴って交感神経が過剰に働いてしまうこともあります。


ではこの原始反射様々なものがありますがどんなものが実際交感神経に影響を及ぼしているのでしょうか?


まず代表的な反射として

【恐怖麻痺反射(FPR)】



と呼ばれる反射があります。

この反射は妊娠初期から起きる反射で
母親がストレスを感じた時にお腹の中にいる赤ちゃんも同時にそのストレスに反応し、全身の筋肉を固めるという反射です。


母体が妊娠初期に栄養状態が悪かったり、ストレスがかかりやすいような生活をしているとこの反射は残りやすいと言われています。


特に首や肩、腰などを固めることが多いので呼吸の機能とも関係があるとも言われています。(喘息を持っている方はこの反射が残存している可能性もある)


この反射が残存していると
・浅い呼吸
・疲れやすい
・ふくらはぎが硬い
・常に不安を抱えている
・常に誰かに見られているような感じがする
・背骨を動かしている感覚がわからない



などこのような症状が出がちです。


また光過敏聴覚過敏などの眩しい光が苦手だったり周囲の音が気になる人などもこの反射が残存していることが多いです。


ジムでのトレーニングで周りの音が気になって集中出来ないなんて方はこの反射が残存している可能性は高いですね!


交感神経の作用は
fight and flight(闘争逃走反応)です。
何かから逃げたい、不安を抱えているときも反応しやすいためこの反射が残存している人は不安感を抱えやすいため常にこの交感神経が過剰に働きやすい身体になってしまっています。


特に減量期は不安を抱える方が多いと思います...
体重に一喜一憂することも少なくありません🧐

ボディビルダーは常に不安との戦いが多いかもしれませんね。
絞れなかったら...
体重増えすぎてしまったら...
筋肉減ってしまったら...

なんて生活の中で思っている方は多いのではないでしょうか?

そんな不安を常に抱えているとこの恐怖麻痺反射は復活しやすいかもしれません...




ではどうすればこの恐怖麻痺反射を身体から取り除くことが出来るのでしょうか?

個人的に有効だと思うのは

ストレッチポール

です


恐怖麻痺反射が残存している人は背骨の感覚が鈍い人が非常に多いイメージです。

ストレッチポールに乗り、背骨に感覚を与えてあげることでこの反射が消失されやすくなります。

この画像のように上に乗るだけで良い
乗ったときはなるべく腰がポールから離れないように少し骨盤を後傾しておく


特になにもせず数分ストレッチポールの上に乗りゆっくり息を吐きながらリラックスしてみましょう😮‍💨
なんとなく身体の力が抜けてきたなと思ったらもう終わってしまって大丈夫です🙆‍♂️

その後トレーニングなどをしていただいてなんとなく光の眩しさがマシだったり周りの音が気にならず集中することが出来たら反射が少し消失されている証拠です。


ぜひ一度やってみてください🩻


今回はここまで!
次回は少し栄養面に触れてみようと思います!
お楽しみに🍚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?