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宗教2世問題から宗教1世について考える(荻上チキ×横道誠)
横道誠著
「あなたも狂信するー宗教1世と宗教2世の世界に迫る共事者研究」(2023/11/29発刊 太田出版)
![](https://assets.st-note.com/img/1707739239411-HY93TvCJpK.jpg?width=1200)
私自身も、横道さんから”ちざわりん”名義でインタビューをしていただいたので、大変思い入れのある本です。
また内容も、非常に重厚感がある(横道さんの著書全般に言えることですが)ため、まだ完全に理解することができておりません。さらに、先月の1月13日に行われた横道さんと荻上チキさんとのXのスペース上での対談も非常に深い内容であり、1か月経過した今でも何度も再生しています。
横道氏の著書について、荻上氏がインタビューをする形で対談が行われました。この対談では、荻上氏はラジオでは見せないようなスピード感ある語りと深い見解に魅了されました。
ラジオの時とは違うスピード感のある荻上チキさんの語り。
— ちざわりん@平出明彦 (@ac_ccp) January 14, 2024
「共事者」とはどうあるべきか、そしてそこからどのように「社会構造」変えていくのか。
2回目を聞きましたが、後半は宗教2世当事者ではなく、地域包括支援センター職員の立場で気に入ってしまいます。https://t.co/r2Uzw6r0cm
リンクはこちら
https://twitter.com/i/spaces/1DXxyjbZNLnKM?s=20
![](https://assets.st-note.com/img/1707740084569-OMLwwpLHRx.jpg)
印象的だったのは45:00過ぎの
「共事者」→「アライ(仲間)」に関しての荻上氏の見解。
アライは一般論として「理解して寄り添う人」「ある種の施しをする人」という印象が強いが、荻上氏の見解としては「絶えず自己吟味をする当事者を背負いなおす人」そして「自分自身、見て見ぬふりをしてきた結果、誰かを踏みにじってきたり小さな攻撃を重ねるしてきた側だったかもしれない、という「自己反省」をするとともに「社会改善」をともに進めていこうとしている人。
という見解を示されていた。
「さすが」としか言葉が出ません。
私はこれまで声を上げることができなかったマイノリティの当事者たちにとって、荻上さんの意見は心強い存在でありたいと考えています。
私自身はアルコール・ギャンブル依存の当事者でしたが、薬物や買い物などの依存症を抱える方々にとって「アライ」になりたい。
また宗教2世として、長年にわたり支配とコントロールの下で虐待を受けてきた当事者である私も、性暴力被害者の方々に対して「アライ」となりたいと考えています。
家族を最優先という前提ではあるが、余裕がある場合には微力ながら、当事者・アライの立場で「社会改善」の活動に取り組んでいきたいと思っています。
※この対談については、未だに全てを語り尽くすことはできませんので、引き続き記事としてまとめていきたいと考えています。