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退院した僕へ

退院した僕へ。

今何を思っていますか。
死にたいは消えてますか。
それとも対抗心に燃えて誕生日や■■■《重要な情報の為、検閲済》を待ってますか。

賢い僕ならばきっといい案を出して、理由をつけて生きてるでしょう。

今からあなたには呪いをかけます。
今までの僕が散々苦しめられてきた呪いです。


どうか、死んでください。


僕の願いはこれだけです。
もちろん他に欲しいものもありますが、もしも願いを1つ叶えるならば僕は死にます。

退院した僕へ。
一体どうなれば退院なんですか。
まさか考えが変わったとか言うつもりですか。

感情的なのは承知した上で、一体僕が何をしましたか。
なにゆえこのような仕打ちを受けるのでしょうか。

悲しいです。
寂しいです。
少しのあいだともに過ごした彼はもういません。
あの日に先に逝きました、

時折彼の遺した手紙や服や言葉の匂いを嗅いでは、彼の面影はふっと消えてゆきます。

久しぶりのスマホはどうでしたか。
案外感動は一瞬でしたか。

初期メンバーはほぼいません。
友達はできたのでしょうか。

誰か、人生を捧げてもいいって人が見つかるといいですね。


せいぜい楽しんで生きてください。
どうせ死にますが。



4/22(木)

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