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本物の「自己肯定感」を手に入れるための必読書

今まで自分は自己肯定感が高いと信じきっていた。
色んな事にチャレンジして、向上心を持ち、1日1つは何かを成し遂げた!という満足感を感じ、自分大好き!と思っていた。
それが、自己肯定感が高い状態だと思っていた。
この本を読んで、自分の中の「自己肯定感」の概念が全く別のモノに変わった。

この本を読んで、人間関係で辛いなしんどいな、と思ったときに、自分の「自己肯定感の低さ」がものすごく影響していたという事実を知り衝撃を受けた。

■「自分は常に正しい」を相手に押し付けていた。

「自分は常に正しい」と思っていた。それは自己肯定感が低い人の典型だと知り唖然とした。
自分が正しいということは、相手は間違っていることになる。
「自分が正しい」ということを相手に押し付けている限り、相手を受け入れる余裕がない。つまり相手を認めないことになる。
「正解も不正解もない。そのままの存在を尊重する。」
という状態でなければ、よい関係を築くことが出来ない。
それは自分との関係も同じこと。
自分で「そのままの存在を尊重する」ことが出来て初めて「自己肯定感」がうまれる。
そのためにはまず、「他人」に対する見方を変えていくことが近道であるとこの本は教えてくれている。

■相手の事情を理解しようとせず、評価をしていたこと。

「自分は正しいし、強い。相手は弱っている。私が救わなければ。」
と思って23歳の時に結婚した。
将来や人間関係について悩んで弱っていた相手の中の弱さに、自分の弱さを見つけてしまって、それを認めたくないから
「(正しい、強い)わたしがいるから大丈夫だよ」
と言ったのかもしれない。
自分の存在、正しさを認めさせるための押し付けだったのかもしれない。
相手は弱い人、と決めつけて接していた。
相手の領域にずかずか入り込んでいた。

■自己肯定感を高めるためには

この本の中で、自己肯定感を高めるには
自分も、他人も、ありのままをリスペクトすること」と書いてある。
他人をリスペクトするということは「他人を優先させること」ではなく「他人を尊重すること」
他人をリスペクトすると、自分をリスペクトすることにつながる。
他人をリスペクトするための【リスペクトの原則1~5】が書いてある。

1.お互いの「領域を守る」
2.「なるほど」の瞬間を積み重ねる
3.人を変えようとするのはやめる
4.リスペクトを示す話し方をする
5.自分が下した「評価」にとらわれない


結婚生活がうまくいっていなかった時、私は見事に全部真逆のことをしていた。

1.「お前のモノは俺のモノ」ジャイアンみたいな考え方だった。。
2.「でもさぁ」って、すぐ言ってた。
3.「そうゆう弱いところ直しなよ」って正論で傷つけてた。
4.リスペクトとは程遠い話し方。見下されるのが怖くて虚勢を張った話し方だった。口も悪かった。ヤンキーっぽいってよく言われてた。
5.自分が下した「評価」が絶対正しいと思ってた=他人は間違ってる。

リスペクトし合えない関係で、相手を見下す発言や行動でお互いに傷つけ合っていた。
結婚したから、子どもができたからと言って、その関係性が変わるわけではなかった。
自分のしている行いが、相手をそうさせていることに気づいてなかった。
相手だけが、悪いと思っていた。

その後、【リスペクトの原則1~5】を自然に守り合えるダーリンと出会い、自分は傷だらけだったんだと気づいた。相手のことも傷つけてしまっていたんだと気づいた。
このままの関係じゃダメだと気づいて、修復を試みるも全くダメで、離婚を選択し今に至るのだけど、なぜ自分は同じ人間なのに、ダーリンとは良い関係を続けていられるのかと不思議だった。
この本を読んでわかった。
彼が先に、私を「無条件のリスペクト」してくれたからだった。
私に「安心・安全」を感じさせてくれたからだった。

■無条件のリスペクトとは

文字の通り、「~ができるから」「~だから」リスペクトするわけではなく、「その人の存在そのまま」をリスペクトすること。
人を、評価しないこと。

ダーリンには、何を言っても否定されない。全部聞いてくれる。私は私のままでいいという安心感を感じさせてくれた。
(この「無条件のリスペクト」は子育てにも必須の力であることに後々気づくことになる。)

私はダーリンから無条件のリスペクトを浴び続け、吸収し、柔軟さを手に入れた。

自分以外の、自分とは違うものを認めることが出来るようになってきた。

そうやって、やわらかさを持つことが出来ると、生きていくのがすごく楽になる。

自分の人生から敵がいなくなる。

敵を、作らなくてよくなる。

裏切られても、傷つけられても、「事情があるんだろうな」と思えるようになる。

相手を責める判断を下さないことで、そう思えるようになる。

本当に自己肯定感が高い人は「無条件のリスペクト」を自然に出来る人なんだ。
自分も痛みや辛さを知っている人は、相手の痛みや辛さが分かる。

若すぎた私にはその経験が不足してたんだな。

私も、先に、「無条件のリスペクト」をする人でありたい。

リスペクトを循環させて、もっともっと増殖させたい。

だいすきな人たちと、リスペクトを循環して増やして、リスペクトで満たされた世界にしたーい!!!


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