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夏影のメロディー
最近「夏影」という美しい日本語を知った。今回は夏の揺らめく光と影の中で聞きたい曲をいくつか紹介したい。「メタル」だからと言って恐るることなかれ。メタルは実はnatureと強いつながりを持つ曲が多い。自然の美しさ、移ろい、無慈悲なまでの厳しさを歌うのみならず、エコ・環境問題の歌まである。
日本の夏はしばらくぶりで、その湿度と重さには驚いた。今もやっとやっとサヴァイヴァルしている。UKの夏は明るい。空が近い。光が空気の中を舞ってキラキラしていて、空と下界の境が無くなってしまったようだ。そんな不思議な輝きは長くは続かない。そんなうつろう光の中で聞いていたい一曲がこれ。
Alcest の ‘’Summer’sGlory’’。7月の太陽の訪れが、長い冬の間に凍てついてしまった心を溶かす、という内容の詩をSinger/guitaristのNeigeが優しく歌い上げる。
次に紹介したいのはコンピレーションアルバムのなかの1番目の曲、Violet ColdのBrave New Voidだ。Violet Coldはアゼルバイジャンのワンマンメタルプロジェクトで他にも色々面白いアルバムを作っている。哀愁漂うインストゥルメンタルの曲で、夏の夕焼けが似合う曲だと思っている。
これがUK の夏の夕焼け。この夕日のように、ダイナミックなメタルの美をお楽しみいただけたら嬉しい。