砂糖断ちを知ってるかい? 其の一
ふと砂糖断ちを始めてみた。砂糖断ちとは、砂糖や人口甘味料の入った食品やお菓子、飲み物は口にしないという生活スタイルのことだ。ちなみに、はちみつなどは少量ならオーケーです。
ネットで調べてみると分かるけれど、本気で完全に砂糖を断つのというのは、大変に難しいらしい。《砂糖には薬物なみの中毒性があるから》、だそうだ。この時点で、砂糖を止めるのも止めないのも、わりと色々怖いです。
ということで、いきなり完全に砂糖を断つことは早々に諦めた。禁断症状でリバウンド、お菓子食べまくりとか、容易に想像がつくからだ。性格的にいっても、「砂糖断ちというからには!絶対に!ひと口も!砂糖は摂らないぞー!!!」などというのは向かない。「まあ、できる限り、ね…。」この辺、ゆるっといく方が続くタイプです。
そんなこんなで始めた砂糖断ち。きっかけは、年明け。某社の焼きチョコ季節限定品を食べて、「まっっっず」と感じたことだった。「一体なにがどうしてこうなった?!何が入ってんのよ???」あまりの不味さに、思わずパッケージを裏返してしまった。そこで目にしたものは、原材料表記の筆頭に書かれた「砂糖」のふた文字。「…???カカオじゃないの???チョコなのに???だから不味いのか???」結構、驚いた。
実はその前から、チョコレートをあまり美味しいとは感じなくなっていた。元々チョコレートは大好きで、毎日食べていたし、板チョコ1枚くらいペロリだった。ところがそのチョコに、ぼんやりとした距離を感じはじめていたのだ。チョコと共に生きてきた私なのに。そんな自分が不思議だった。とはいえストレスマックスの頃だったのもあって、実際にはわさわさとチョコレートを食べていた。それで某社の季節限定チョコにいきあたり、不味いと感じることとなったのだ。
いつもの私なら、「買うチョコ間違えちゃったなー。次からはいつものやつにしよっと」で終わりだっただろう。でもその時は、違った。なにか強いもやもやが額からはじまって、脳全体に、そして胸の内に広がっていったのだ。「なんだろう、このカラダとココロのもやもやは???」そしてもやもやを探っているうちに思いついた。「ファスティング……やってみようかな?」
と、ここまで読んでくださった方、お気づきですね。「ファスティングって断食のことでしょ?砂糖断ちと何の関係があるの?」それが、あるんです。次回は、そのお話です。