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『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』
最近は、自分の生きづらさの正体を探す助けになりそうな本を読んでいます。何冊か読みかけのまま本屋に行き、かくれ繊細さん(HSS型HSP)って何だろう、と思って手にとりました。
繊細さんに関する本を読むのはこれが3冊目です。うち1冊は感想文を書いています。
少し前から、自分の性質について違和感があり、たびたび気になっていました。どんな違和感かというと、「”相反する性質”が自分の中に同居している気がする」という違和感です。
たとえば、「何かしらに没頭する」けれど「それが最後まで続かない」。大学で学んだ音楽は、その最たるものです。他にも、「固定概念に囚われるのが嫌いだけど案外保守的なところが多いよな」とか、自分で「私はどっちなの?」と思うことがしばしばありました。
実はこれ、かくれ繊細さん=HSS型HSPさんの特徴なのだそうです。
筆者自身もかくれ繊細さんだそうですが、一番共感したのはこの表現。
心底腑に落ちる体験をしたいのに、自分を的確に表す言葉がこの世の中に見当たらない。だから、それを探し求めること自体ダメなことなんだと感じ始め、そのうち自分の感覚が間違っているのだと思うしかなくなるのです。
気付きの敏感さ(HSP的)と好奇心旺盛さ(HSS的)の相乗効果で、思考がふつうの人よりも深いところまで潜ってしまう、しかも言語化が追い付かないスピードで、というのがかくれ繊細さんの特徴なんだと、私は解釈しました。
だから、”相反する性質”なんて人は皆持っている(と私は思う)のだけれど、思考の深さ・速さのためにそれに気付いてしまうのが、かくれ繊細さんなのかなと。
そこで、キーになるのが「外在化」。言語化とか、画像化ですね。
イメージで終わらせてしまっている思考に、はっきりとした形を与えてあげる。これがかくれ繊細さんにとっては特に大事だというのが、かなり大雑把なこの本の要約です。
最後に、この本を読んでいて一番驚いたことを書いておきます。
繊細さんと非繊細さんとで、「やりたいこと」に対する距離感が違うということ。
非HSPは人口の8割を占めるといわれており、ほとんどの人は自分と「やりたいこと」の間には隙間がなく、近い距離にあります。
(中略)
一方、少数派である繊細な人たちは、やりたいことを「変身の先にあるもの」「今の自分を飛び越えていかないと手に入らないもの」ととらえています。
私は後者です。これが少数派だと知って本当に驚きました。
みなさんはどちらでしょうか。