つれづれに線を引く
毎日高温多湿過ぎる。
庭の植物は根腐れしたりカビ病がでたり葉っぱが白変したり、半分あきらめモード。
そんな中でもあちこち勝手に育って咲く雑草のユリはたくましい。
ユリって気品あるイメージだけど、あっけらかんと咲いてくれると描く方も元気に親しみを感じながら、長いラッパ型のところはひゅーって言いながら線を引いた。
ここのところずっと何も描けない日々が続いていた中、
ある時窓から庭をぼーっと眺めていてふと茂みの一角に目が留まった。
ヤツデとツワブキのなんてことない様子だったけれど久しぶりにスケッチブックと鉛筆を取り出した。
自分的にいい絵が描けた。
夕方6時頃、まだ明るさが残る空に白く浮かぶ半月が印象的だった。
部屋の窓越しの景色。