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声に出して読む気持ちよさ~音読の教材~

現在小6の長男が、小1の冬頃(たぶん、記憶があいまい)から、家庭学習を始めました。
当時、長女は幼稚園年長、次男は1歳。
次男はまだ小さかったので、長男と長女だけで家庭学習をスタートしました。

その時決めた内容は、以下の3つ。

①音読
②計算
③漢字

順番もこのとおりで、まず大きな声で音読し、タイマーで計って計算、その後、漢字練習。詳しい内容はまた今後機会があれば、ということで、今回は音読の話です。

音読は、家庭学習をはじめた当初から、長男が中学受験をはじめても小5頃まで続けていました。長女は中学受験の勉強をしていないので、現在も継続中。次男は4月から小学生になったので、音読をしています。

何を読んでいたかというと、まずスタートはこれ。

下記の学習ドリルのnoteの中でも登場した音読プリントです。低学年の音読で、まず何にしようと思った時、当時(6年前くらい)は、あまり選択肢がなく、とりあげている作品も好きなものばかりだったので、コチラにしました。ちなみに、低学年、と書きましたが、前半は短めの詩が多いので、文字が読めれば幼稚園児でも全然OKです。長女と次男は、年長の頃からはじめています。

もちろん、こういう音読に特化した市販ドリルをわざわざ買わなくても、音読することはできますよね。絵本でも新聞でも、極端な話、文字が書いてあれば何でもいいかもしれません。

では、どうしてドリルを使うのか?

今紹介した音読プリントには、「中原中也」「西条八十」「高村光太郎」「山村暮鳥」「山村暮鳥」「宮沢賢治」など、多くの詩人や作家の作品が収録されています。また、「徒然草」「論語」「枕草子」、「小林一茶」の俳句などもあります。私は、子供達に、たくさんの古典や著名な詩人・作家の作品に触れて、名前や時代背景を知ってほしかったので、そのきっかけにもなればという想いで、このドリルを選びました。

いつか授業で「枕草子」がでてきたとき、「なにそれ?」となるよりは、「小さい頃読んだなぁ。はじめの部分だけ覚えてる。こういう意味だったんだぁ」となるほうが、ずっと勉強に楽しく取り組めるし、楽しく知識を広げていけると思うからです。

小学校の授業で、「平家物語」の冒頭、「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…」の暗記の課題が出た時は、既にほんとど暗記していたので「楽ちんだったよ」と長女は言っていました。

こんなふうに音読で、文学系の著名人や作品を多く知り、その後、伝記漫画で「宮沢賢治」「高村光太郎」「紫式部」などを読むと、より一層作品や著者の背景がわかっていいですね。

ちょっと話がそれてしまいました(;^_^A

次に選んだのはコレ。

1よりも、眺めの文章が収録されています。中学年以上かな、という感じですが、読書が好きだったり、文字を読むことに抵抗がなければ、低学年でもOKだと思います。次男は1が大体終わったので、2を読んでいるところです。

この後は、これらの本を音読しています。

斉藤孝さんの「声に出して読みたい・こどもシリーズ」は、「論語」の他にも「四字熟語」「ギリシア哲学」「故事成語」など、いろいろあるので、子どもが興味を持ちそうな分野にすると、楽しく読めると思います。

「日本国憲法」は、音読用の教材ではありませんが、6年で公民を勉強する前に、人通り、憲法の大事なところに触れて置いたほうが理解しやすいのではないかと思って、長男が4年か5年の時に読んでいました。今は長女が読んでいるところです。

音読って、とってもいいなと思います。同じ文章でも、頭の中で読むのと、声に出して読むのでは、言葉の響き具合が違ってくるように思います。特に古典や有名な作品は、文章が秀逸で、読んでいてリズムが気持ちいいですね。

学校では「しゃべらない」「大きな声をださない」ことを四六時中守っている子供たち。自宅で大きな声で音読から勉強をはじめると、頭がスカッとしていいですよ。机に向かうのが苦手な子でも、音読だけは、してほしいなぁと思います。おススメです!

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