1500年前から伝わる、お金のいらない処世術

この前の日曜日の夜、
とてもハッピーだった僕は、
ニコニコで韓国料理屋さんにつきました


店員さん「予約してますか?」

ぼく「してないんです、5人なんです。」

店員さん「5人ですか、4人席に椅子一つつけてもいいですか?」

僕「いいですよ〜」

残りの4人は遅れてやってくるのですが、
10分ほど一人で待っていたら、

店員さんが
5人分のお箸とお皿を並べて、
鉄板をおいて、火をつけて、
準備してくれました。

でもね、その準備がすべて整った直後に


今5人で座れる広いとこ空いたので、移動します?


ええ〜ここまで準備してくれたのに、
移動してくれるのかい!?

せっせと準備したものを
移動してくれる店員さん、

タイムイズマネーな街、
東京ではなかなか体験できないサービスです。

▼ちなみに、お店の名前は金ちゃん。分厚いサムギョプサルがオススメよ。


どうしてこんなに親切にしてくれるんだ?


この店員さんが大変親切というのは
前提のうえで、思ったんです。

もしかして、
僕が超ニコニコしてたから、
サービスしてくれたのかな?

おそらく勘違いです。(笑)

だけど、そんなことを思っているうちに
こんな記事に出会いました。



福岡のお坊さんが書いているnoteです。
(浄土真宗は実家と同じ宗派だ!)

そこで紹介されているのが
無財の七施」でした。

「無財の七施」とは、「お金がなくてもできる思いやりの行為」のことです。無財とは、お金がなくてもという意味で、七施とは、七種類の施しのことです。

一つ目は、「眼施」(げんせ、がんせ)
優しい眼差しで相手に接すること
二つ目は、「和顔施」(わげんせ、わがんせ)
和やかな顔で相手に接すること
三つ目は、言辞施(ごんじせ)、または愛語施(あいごせ)
思いやりを持った言葉で相手に接すること
四つ目は、「身施」(しんせ)
身をもって思いやりを示すこと」
五つ目は、「心施」(しんせ)
他の人を思いやること
六つ目は、「床座施」(しょうざせ)
席や場所を譲り合うこと
七つ目は、「房舎施」(ぼうしゃせ)
心安らぐ場所を提供すること

神崎さんのnoteから抜粋

僕はその日、もしかしたら、
「和顔施」ができていたのかもしれないぞ!

いつごろから言われているの?

この「無財の七施」について調べてみると、
実は日本に仏教が伝わる前、
472年に北魏の吉迦夜と曇曜さんが訳した、
雑宝蔵経に書かれているものだそうです。

つまり少なくとも原本は
472年よりもっと前に書かれている?


(参考:https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/repo/repository/fukuro/R000001384/5-211.pdf


今の時代でもできることだからすごい


改めてこの7つを見てみると、
今の時代でも全部できることなんですよね。

日本でいえば、
「飛鳥時代」が始まる前(592年)から
この令和の2023年まで、
いつの時代だってこの7つは実践できたのです。

まとめ:自己啓発本読むかわりに、
宗教の勉強するとおもろいぞ!


自己啓発本にも書かれていそうな今日の内容ですが、

ためになる話のベースのほとんどは、
すでに世界のどこかの宗教で
語られている気がします。


いつの時代も風化しない、
人類の知恵が詰まっている、
それが宗教をまなぶ醍醐味ですね!


▼仏教が好きならこれも読んでみて!