緊急時リモートワーク第1週目、終了。
コロナウイルス感染予防のリモートワーク 1週目が終了しました。さきほどアナウンスがあり、3月まで継続とのこと。いい話ですね。
個人的には、毎日リアルタイムのマッピング情報やら海外のトップニュースでコロナの話が出ているのを見ていると、「大丈夫大丈夫〜リモートワークとかPR要素でしかないでしょ〜」とか言ってるのは流石に油断しすぎでは?と思ってしまいます。
ちょっと前にフレックスに変わったくらいの勤務形態なので、チームにリモート勤務のノウハウは全くなかったけど、VPNの設定などの周知が行き届いててスムーズにやれてると思います。
ということで、その辺の管理周りの知見は別の方に任せるとして、働く身としてよかったこと悪かったことを書きます。前提として、私の職種はソフトウェアエンジニアです。
よかったこと
1. MTG回数の減少
これは賛否両論ありそうですが、個人的には良かった点です。
MTGは基本的に洗練されたアジェンダとか明確な決定事項が無い限り、すごい渋い顔をしてしまうタイプなので、今回のことがあってMTGが強制的に抑制されたことに大変満足しています。
あとは議事録を丁寧に取って共有する習慣が強くなり、口頭で質問してドキュメントにまとめない、みたいな問題も発生しにくいため、チームのナレッジ共有の向上にも寄与しています。
2. ツール検討のハードルが下がった
基本的にコミュニケーションはSlackかGoogleのHangOuts meetで行っています。今までほぼHangOutsすら利用してませんでしたが、これを機にmeetやZoomを試してみたり、KPT運用のためのツールを探してみたりする試行錯誤が生まれたのは良いことです。
ちなみに、HangOuts使ってますが、Zoomの方が良いね、と先ほど結論がでました。人数が増えたときにノイズの抑制メリットが大きくなるので、チームが大きければ大きいほどメリットを感じます。
3. 社内の情報管理部への感謝の念
まだまだリモートワークにシフトできてない企業が多い中、特にシステム管理(ネットワーク、端末管理)が迅速に方針決め & 機能してくれたからここまでスムーズにいったんだなあ、と強い感謝の念を感じています。
推奨ツールや接続方法のナレッジはかなりConfluenceにナレッジがまとめられていたため、普段利用しない人でも都度確認するためにアクセスしています。組織の緊急時対応にどれだけ保険をかけていたのか、というのが詳らかになった機会でしたね。
4. 「意外とリモートワークでもいけるじゃん」という声
チームの意見を鑑みると、「リモートワークでも十分いけるね」というのが総意です。機能の仕様確認などの細かいけどオンラインで十分な質問、フォーマットが決まったMTGなどはリモートワークでも十分いけます。
この経験則が貯まったことで、無駄に物理的な制約に縛られて作業をブロックすることなく、今後のMTGなどの対応を決めるきっかけができました。
よくなかったこと
1. 精神的・肉体的健康
非常によろしくない。衣食住の食と住で問題が出てきます。家にいる時間が長いので少し散らかりがちで、ルンバを酷使することになります。空気清浄機も酷使しているため、フィルターのメンテナンス用に重曹を注文しました。
また、食事も作り置きをしっかりしておかないと自炊慣れしてない人はリモートで勤務するときに苦労します。飲料水はカクヤスを使って大量に買い込んで置くと良いです。
運動に関しては幸いダンベルとバーとトレーニングベンチがあるのでなんとかなりますが、さすがに鈍ります。3日目あたりから腰が痛い。とりあえず「ダンベル何キロ持てる?」を流しながらベンチプレスとデッドリフトをしてます。
値段高めのデスクと椅子を揃えることを真剣に検討しています。この辺の健康維持コストを考えると、通勤が単純にコストと捉えるべきなのかわからなくなってきました。
2. 職種特有の問題
営業チームなどはなかなかリモートに移行しにくい人もいます。あとはQAチームは検証用端末やWifiの使用量が上限を超えてしまうなど、職種毎に適応度に差が生まれます。
各社がエンジニアに限らない職種別の移行ノウハウを公開してくれるとありがたいです。
3. 労働時間管理
勤怠管理は性善説(とSlackの自己申告ログ)に則り事後申告ということになっていますが、集中力がキープしにくいです。
元々リモート勤務は、たまにできればいいかな〜くらいのスタンスなのですが、やはり「自習室に行かないと集中度上がらない」という受験生だった方はオフィス的な環境を用意しないときつそうです。きつい。。。油断すると労働時間が間延びしてしまいます。
まとめ
チームにとってはプラスで個人にとっては適応できるまでマイナスですね。まあ、初期投資と思って適応していくしかなさそうです。食住と開発環境の向上に向けてみなさんがんばっていきましょう。