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料理欲のきっかけになるのは視覚|豆皿つまみ

昨晩一緒に食事した方が、
豆皿つまみの本買ったよ〜と言ってくれて、嬉しかった。(私が書いた訳でもないのに)
話題に上ったきっかけで、明日は豆皿つまみにしよう♪ と楽しみにした木晩。

何かをきっかけに、料理するのが楽しい。

それは「野菜をもらった」とか、
「流れてきた写真が美味しそうだった」とか
「こないだ食べた感じのを再現したい」とか

きっかけは様々だけど、やっぱり目の前に現れたものに関係がある。
それほどに視覚って料理欲に影響がある。

「何も作りたいものが浮かばない、、」「なんか冴えない日」って日に、ぼんやりスーパー(食材が目の前に並んでいるところ)へ行くと
必ずなにかやる気が起こって帰ってくる。

脳だけで想像するのが疲れても、
視覚なら、自分の求めるものを捉えられるのだろう。


だから雰囲気のよい写真が目の前に現れる、カラーの料理本が手元にあるのは、料理のきっかけ作りにはやっぱり良い。

『うちの豆皿つまみ極上レシピ』主婦と生活社 から4品
・オイスターソースのぶり大根
・蓮根の甘酒そぼろと人参のチーズ和え
・セロリと桜えびのナムル
・クミンかぼちゃ
・トマトの黒酢豚しゃぶ

久々の「豆皿つまみ」。
少し間が空くと、わざわざ豆皿で、ちょこちょこ色々作るのは手間に感じてしまう。

でもいざ本を開くと、
一つ一つがシンプルで、いつのまにかこんな品数を作れてしまう。
そうしてくれているのもこの本の魅力だなと思う。

食材や調味料を入れるタイミングなど、きっともっとこだわりがあるだろうに、
「全て一緒に煮る」と1行で書かれているだけで、だいぶ肩の力が抜ける。「もう一品作ろうか」と思えちゃう。



そして、一つ一つ何か感じたくなってしまうような個性とおいしさ。


オイスターぶり大根。オイスターソースは隠し味として支えてくれている。 

トマト豚しゃぶ。何の変哲もなく見えて、食べて感激。
セロリ。塩を入れないからこそ、豆皿のうちのひとつとして良い箸休めポジション。


蓮根甘酒そぼろはご飯にかけたい和おかずなのに、こうなるととたんに、パンやワインに合わせたいような洋に早変わり。この中では一番のお気に入り。

クミンかぼちゃ。味つけは無し。かぼちゃの良さは生かされて、クミンが良いアクセント。


こうして一品一品をよく味わい感じられるのは、豆皿つまみだからなのか。
大したものを作っていないと思っていても、
お盆を前に座って、
箸を付けると想像以上に美味しくて、いつも感激する。
必ず期待を上回る。

豆皿に乗せたあとに、どれをどの隣に置こうかと入れ替え選ぶのも楽しい。これも、
脳内でお皿への盛り付けを考えるよりも、
視覚でささっと変えられるから、楽で、
そして能動的になれて、楽しくなる。

豆皿には、料理が楽しく、おいしくなる秘密が、ちょこちょこ詰まっていた。

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