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空気を感じる本について

スマホ使わないチャレンジを達成したご褒美として読みたかった本を買うと決めていた。
今週購入したのは「ツユクサナツコの一生/益田ミリ」と「竹久夢二 乙女詩集・恋/石川桂子」

金欠なのに2冊も買ってしまった。。「ツユクサナツコの一生」はずっと前から読みたかったし、買えてよかったんだけど、たまたま「竹久夢二 乙女詩集・恋」に引っかかってしまった。「竹久夢二 乙女詩集・恋」の中の「巷の風」という詩を読んで、挿絵も相まってその詩に書かれている情景が浮かび、空気?というか風?を感じてしまったからだ。

私はずっと空気というか風を探しているんだよなーと思うことが多い。展開が面白い本も好きだけど、なんか読んでいて空気が匂ってくるというか、その物語の中の風を感じるというかそんな本に出合えた時すごく私は幸せを感じる。
そんな本に出合えることはあまりなくて、風を感じてしまった以上この出会いを大切にしなければならないという気持ちで金欠だろうが何だろうが買うしかないのだ。

私が空気を感じた本と漫画

多分もっとあったんだろうけど、今ぱっと出るのは小説だと「夜のピクニック/恩田陸」、漫画だと「くちうつす/天沢アキ」だ。

「夜のピクニック」は中学生の時に初めて読んで、今もその時の感動を覚えてるくらい本の凄さを感じた本だ。
何気ない場面なのに、物語に入り込んじゃうくらい面白くて、空気を感じる文章力が本当に凄い。

「くちうつす」を読んだときは本当に衝撃だった。こんな小説のような読後感初めてだったから。漫画ってサクサクストーリーが進んでっていうイメージだけど、この漫画は登場人物たちの間に流れる空気を感じて、同じ時間軸に引き込まれて、最後はすごく登場人物の気持ちに共感出来て、爽やかな感動でいっぱいになったことを覚えてる。

本当に私の文章じゃ良さを全く伝えられないのが悔しいくらい。
ぜひ読んでほしい2冊です。

ってか空気と風ってなんなんだ(笑)
では。






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