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心と身体に影響を与える音
音が私たちの心と身体にどんな影響を与えているのでしょうか。
脳科学の観点では、私たちの喜怒哀楽(情動)を司っている大脳辺縁系に働きかけています。
スマホやパソコンを長時間使うことが当たり前になり、私たちは気づかないうちに、目や頭を酷使しているのです。
脳は、左右で異なる役割を持っていて、左脳は「デジタル脳」とも呼ばれ、論理的思考や計算など、デジタル的な作業に関与しています。
一方で、右脳は「アナログ脳」として、直感や芸術的感性を司っています。しかし、デジタル社会では、左脳ばかりが酷使されることが多く、結果として私たちの脳バランスがくずれ、疲れやすくなっているのです。
なので、意識的に脳を休ませることが大切です。
例えば、目を閉じて自然の音に耳を傾けてみるとか、鳥のさえずりや風の音、川のせせらぎなど、こうした自然の音は、脳をリラックスさせ心身をゆるめていく効果があります。
また、クラシック音楽も右脳を活性化させるため、心を無にして聴くことで、心身の疲れを癒し、脳バランスを取り戻すことができます。
太鼓やジャンベなどのリズミカルな音楽もまた、右脳を刺激してくれるので、音を通して脳全体を使うことで心身の健康を保つことにつながります。まさにマインドフルネスですね。
リビングや寝室の空間に、心地いい自然音を流し、心が落ちつくアロマを焚いて静かな時間を過ごすのもいいですし、ペットがいれば、ペットとの触れ合うことでも、心が癒され、脳からは愛情ホルモン、オキシトシンが分泌されます。
このように、自然と共鳴することで、私たちの体内リズムが整い、セロトニンやオキシトシンなど、幸福感をもたらすホルモンが分泌され、ストレスが軽減されるので、耳で、肌で、心で自然を感じるひとときを日常に取り入れていきたいですね。