①プライマリーフード:食事より大切なもの
私たちを作っている細胞の一つ一つは、毎日食べているものから栄養を得て作られています。
食事はもちろんですが、食事から摂れる栄養素の他にも、満たされるべき大切な要素があります。私が学んだIINでは、これをプライマリーフードと呼んでいます。直訳すると「第一の食事」。
ちなみに実際の食事はセカンダリーフード「第二の食事」と呼ばれ、補助的なものと考えられています。
なぜ食事以外の要素が一番大切なのか
こんなフレーズが授業の中で出てきました。
子どもの頃を思い出してみるとわかりやすいかもしれません。外で友達と遊んでいて帰る時間になった時、ご飯を食べに帰るよりもっと遊んでいたい!と思った経験はありませんか?
恋をしているとお腹があまり空かなくなるという方も多いかもしれません。
このように何かに熱中して心が満たされている状態は、実際の食事以上に身体を元気にしてくれるのです。
反対に、どれだけ頑張って健康的な食生活を送っていても、元気がでなかったり、疲れやすかったりすることがあります。
以前の私もそうでした。
食べ物には気をつけているはずなのに、毎月のようにひどい頭痛があって、眠れない日も多く、「疲れた...」が口癖でした。
プライマリーフードの考え方に出会ってからライフスタイルを見直し、体調不良が大きく改善しました。
プライマリーフードに含まれるもの
IINではプライマリーフードを12の項目に分類しています。
①精神活動(瞑想など)
②創造性
③経済
④仕事
⑤教育
⑥健康
⑦運動
⑧家庭料理
⑨住環境
⑩人間関係
⑪社会活動(ソーシャルライフ)
⑫喜び
どれも重要な要素ですが、この中でも精神活動・仕事・運動・人間関係の4つが特に影響力の強いプライマリーフードとして取り上げられています。
例えば、パートナーと喧嘩したり、仕事でうまくいかないことがあると、いつもより多く散財してしまったり、お菓子を食べすぎてしまったりするかもしれません。
逆に、瞑想(精神活動)をすることで、ストレスを和らげたり、生活の質をあげたりできると言われています。
おわりに
このようにプライマリーフードには食べるもの以上に心を満たしてくれる働きがあります。
全ての項目をバランスよく整えることは難しいかもしれませんが、今一番足りていない部分を見つけて、集中的に取り組んでみると良いかもしれません。
今日も素敵な1日になりますように。