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外資系あるある?フラットなはずの外資系に潜む独裁者

こんにちは。ユウコです。

外資系企業では上下関係があまりないと思われがちです。
確かに普段の場面ではフラットな関係性であることがほとんどなのですが、仕事の場面になると案外そうでもないんです。

また、上下関係の形にもさまざまあり…

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あるウェブミーティングでのこと。

ラーム(仮名)「このプロセスはどうして必要なのですか?こちらの方法ならもっとシンプルに進められるのでは…?」 
鈴木(仮名)「だからこのプロセスは、かくかく、しかじか…、だから必要なんです。」
ラーム「いいえ、私が言いたいのは…」
鈴木「だから何回も言ってますけどね、それは…」

ああ、まただ。
同じ話のループ、もう15分経つよ。
予定時間を過ぎても会議が終わらず、お昼休みに突入。

最近マネジャーからディレクターに昇進したラーム(仮名)は自分の意見を絶対に曲げない。
たとえ間違っていても、間違いを認めず相手がわかったというまで同じロジックを延々と説明し続けるのだ。

ウェブ会議の裏でチャットがバンバン飛び交う。


けれども、ラームがこの会議の出席者の中で一番上のポジションだから、誰も止めることができない。相手の方も仕事が変な方向に進まないように説得するけど、「My point is …」とまた次のループが始まる。

さらに15分が経過。
13時からまた会議なのにお昼を食べそこなってしまう。

その日は結局45分延長して会議終了。
半分以上同じ話で、準備していた議題がちっとも進まなかったし、ランチタイムも30分しか取れなかった。
(別の時間でおやつ休憩したからいいけど)

ラームはいつもこう。

昇進してから特にひどい。自分の存在感を示したいのかイーロンマスク並みに強権を発動するから、部下はみなイエスマンばかりになってしまった。

私のボスであるボブ(仮名)は、誰の意見でも良いやり方はどんどん取り入れるタイプの人なのだが、いかんせんラームからはものすごく敬遠されている。

わざと会議に呼ばなかったり、普段は徹底的にボブとの接触を避けるくせに、公の場で一緒になると腫れ物に触るように彼を扱うからなんだか笑える。

ボブの方がポジションが上だから?

またある時、別の会議でラームの独断場が始まりそうになった。

「うわ、また始まる」
と思った矢先。

「ラーム、その話は別の時間にしよう」
ラームのボス、アミッド(仮名)がささやいた。

「OK,OK!」

上司に言われると簡単に引き下がるんだな。

ラームの部下のプリヤが言う。

「ラームが前に言っていたの。」

”私は今までずっと上司にはイエスとしか言わなかった。だから君たちも私にはイエスとしか言ってはいけないのだ”

「だから私もそうするの。」

えっと、ここはどこでしたっけ?

まじか。
そのヒエラルキー、やばくない?

なんでもイエスって言えばいいの?

ラームの件に限らず、外資系に長くいると、外国人社会にも上下関係が根強くあることがわかってきました。そして上下関係にも種類がある。

テレビでよく見る政治の世界だけの話ではないのです。
専制主義と民主主義。どっちがどっちとは言わないけど。

上司への従属か、仕事における正義か。いろいろな人がいますけどね。
でもさ、それでいいのかい?


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ユウコ
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