阪神・淡路大震災から30年〜
VUCA時代・人生100年時代に自然との共生を模索しているサンダースです。
今日1月17日は阪神・淡路大震災から30年を迎えました。
改めて被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
もう30年と感じる方
まだ30年と感じる方
それぞれの想いがあると思います。
まさか神戸でこんなに大きい地震が起こるとは思ってもみませんでした。
わたしの実家も被災しましたが倒壊は免れ家族も無事でした。ご近所では全壊、半壊、倒壊し犠牲になられた方もいらっしゃいました。わたしは県外にいたので家族が離れている状態で被災すると不安が募り気が気ではない数ヶ月を過ごしました。
今は伝言ダイヤル・SNS・三角連絡法など連絡をとる手段があるので平時から練習しておくといいですよね。
NTT東日本・西日本さんの災害伝言ダイヤルは以下の時間帯体験できます。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
(NTT東日本さんのYoutubeお借りしました)
30秒でコンパクトに
“無事でどこにいる”
など録音する内容を決めて練習しておけば、まさかの時でもアワアワならず利用出来ると思います。
30年という月日
30年経つと街もインフラも綺麗になり、国内だけでなく海外の観光客の方も多く訪れるようになりました。地震があったことを忘れてしまうぐらいの賑やかさが戻っています。
ただ、一度失った物はなかなか取り返せないものもあります。
例えば、
神戸港のコンテナ取扱量です。
阪神・淡路大震災前の1995年には世界第6位でした。しかし震災後は韓国の釜山港などに拠点機能を奪われ、現在は世界第72位となっています。
世界経済は待ってくれませんのでBCP先に移ってしまうと戻すことが難しい現実があります。
阪神・淡路大震災以降も大きな地震が全国で発生し、各地で被災されています。地元の産業を元の状態に戻すことは、神戸港の実情を考えるといかに難しいことかと考えさせられます。
各被災地で復興に向けて頑張っていらっしゃるお店・企業の方の製品は応援購入などで持ち上げ支援がとても大切なアクションにて出来る範囲で協力できればと思っています。
震災で気づいたこと
冒頭にも触れましたが
“まさか。。。。”
これに尽きるのかもしれません。当時は地震はどちらかというと東海地方で大きな地震が起こる確率が高いというイメージしか持ち合わせていませんでした。阪神大震災により、地震はどこでも起きる可能性があることを学びました。
日本は4枚のプレートから成り立っているため地震大国であることは小学校・中学校の社会で先生に教えていただいたはずなのに完全に記憶がない状態になっていました。
阪神・淡路大震災をきっかけに
・耐震基準の見直し
・NTT伝言災害ダイヤル導入
・ボランティア元年となりボランティア受入体制の構築
など現在の防災減災の礎になっているものも多く誕生しました。
個人的には30年経ちましたが、被災地の避難所が30年経ってもあまり変り映えしていないことには危機感があります。
発生確率が高まっている南海トラフ地震、首都直下地震に向けては改善と対策が取られることを願っています。
ボランティア頼みになりすぎていないか
自助・共助・公助という言葉がありますが、災害時には公助ではとてもまかないきれないため、地域の方々とボランティアの皆様で公助では届かないところに支援していく形になると理解はしているのですが、昨今の状況はボランティアさん頼みになりすぎているところを危惧しています。
ボランティアの皆様もそれぞれ生活があるため限界点があると思います。災害発災時には国・県・市町村と各ソーシャルサービスの皆様がより有機的に連携して対処出来る仕組みが必要だと思います。ボランティア頼みになってしまうとボランティアさんへの負荷がかかるのと、多発的に地震が発災した場合にはボランティアが機能しなくなる可能性があると危惧しております。難しい課題があると思いますが、今後誕生する「防災庁」に期待したいです。
阪神・淡路大震災の30年の今年は防災減災について学び直し、見直しの機会にして、来たるべく南海トラフ地震、首都直下地震、全国で発生しうる巨大地震に対して、正しく恐れて準備していくことで地震で亡くなった方々のぶんも毎日を大切にいきていけるのではないかと思います。
最後に、
#ジブン株式会社マガジンでご一緒させていただいてるサンセットオレンジ(Take)さんとジブン株式会社Radioで対談させていただいた後に、
“サンダースさん、防災についてまず何をすればよいかわからない方に向けて本を出版するとすごく助かる人がいらっしゃるかもしれませんよ”
と背中を押していただき、わたしは防災のプロではないのですがKindle出版からAIと一緒に作成し出版しました。
背中を押して頂きました木下ファミリーのサンセットオレンジ(Take)さんに御礼申し上げるとともに、Clubhouseで防災減災のルームを一緒に開催してくださっている仲間、応援、支援いただいてるメンバー様、ご指導いただいた関係者のみなさまには厚く御礼申し上げます。
微力ながらわたしなりの防災減災活動をつづけていこうと改めて今日誓いました。