大乗仏教の第三の思考規範

第1部 音律の歴史 第1章 キリスト教の源流ーピタゴラス律


音の美しさには整数比が関係していることは、古代ギリシャのピタゴラスによって発見された。さらに、彼はこの音程の比率が、宇宙の秩序を表す数学的な比率と同じであることを見出した。ピタゴラスは、一弦琴を使って実験を行い、弦の長さの比が整数比であるほど、音程が美しいことを確かめたとされている。弦の長さの比が2:1になると完全5度、3:2になると完全4度、4:3になると完全3度、5:3になると完全5度、5:2になると長3度、5:1になると短3度。これらの音程は、すべて整数比で表すことができ、心地よい響きを持つことがわかった。この発見から、音の美しさは数学的な法則によって支配されていると結論づけられた。

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