子どもに注意しても「わかってる!」と言って結局やらない。どうしたらいい?【対話から考える#10】
スリーアウルは、丁寧な対話を通してひとりひとりのありたい姿に近づけるよう日々伴走を続けています。
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"ご自身なりの答え"にたどりつくヒントをお届けします。
では、本日のご相談です。
子どもに注意しても「わかってる!」と言って結局やりません。どう対処したらいいですか?
小学生のきょうだいを育てています。
学校から帰宅後、まず手紙やプリントを出す約束をしていますが、何度注意してもできません。宿題なんてどんどん後回し……
できるようにいろいろと方法を試していますが、最初だけよくてまた元通り。結局親が注意を促しますが、「わかってるからいちいち言わなくていい!」と反発してきます。
なにも言わないで自分たちでできるのが理想ですが、言わないと本当にやりません。どう対処したらいいですか?
目線を合わせることから
できてないから注意しているのに子どもが反発してくる。
我が家でもよくある場面で「わかってるならやってよーー!!」と叫びたくなります。
でも、しつこく言ったところで逆効果なこともわかっているので、心の中で葛藤しますよね。
一呼吸ついて、子どもの気持ちに寄りそってみましょう。
「やったほうがいいのはわかってるけど、今はやる気が出ない」
きっと子どもも心の中で葛藤しているのだと思います。
大人も頭ではわかっているけれど行動が伴わないことがありますよね。
まずは「今こんな気持ちなのかな」と子どもに寄りそい、目線を合わせることからスタート。
「見えないがんばり」を想像してみる
例えば、学校から帰宅して
ランドセルは玄関に置きっぱなし、靴下は脱ぎ散らかしたまま
そんな我が子にどんな言葉をかけますか?
これだと、親子の目線が合っていないのでいつまでたっても平行線。そもそも、親の方に「服を片付けさせたい」という誘導がある限り、子どもの中に少なからず反発や抵抗が生じます。
まずは先ほどお伝えしたように、「今はやりたくないのねー」と子どもの気持ちに寄りそい、目線を合わせる。
そして、「見えないがんばり」を想像してみる。
見えないがんばりとは何か?
親が見ていないところで子どもが努力している姿
学校・習い事・友人との関わりなどの中で、
・子どもがどんなことを考え行動しているのか
・子どもはどんな気持ち・状態なのか
それらを想像すると、自ずとかける言葉が変わってくるかもしれません。
見えないがんばりを想像してみると、疲れて帰宅した子どもに対し、いの一番に「片付けなさい!」とガミガミ言うより、「おつかれさま」と労う言葉が出てくるかも。
親子のコミュニケーションにおいて、これが正解というものはありません。
試行錯誤しながらそれぞれの親子の形を探し続ける、それがきっと信頼ある親子関係につながっていくと思います。
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親子のコミュニケーションって本当にむずかしいですよね……
正解はないけど、考え方の基礎はあります。
・子どもにイライラする自分がイヤ
・仕事も家事もあってゆっくり子どもと向き合えていない
・いつも一緒にいるのがしんどい
・もっと子どもをのばす声かけがしたい
スリーアウルでは、そんな悩みや不安に寄りそう講座をひらいています。
ご興味ある方は、ぜひお問い合わせください。
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