✨ドラマ『秘密』1話~2話感想✨

ドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』

感想が遅くなっちゃったけど、リアルタイムで見てます。多分10回くらい繰り返し視聴してます！
※1話〜2話のネタバレありです。

1話

う〜〜〜やっと実写でやってくれた。
アニメにも再現できていなかった。
薪の存在の違和感の尊さ
これに尽きる。
薪は、警察モノで我々が見慣れた、いわゆる「厳つく、威厳があり、頼りになる大男」＝説得力、シゴデキ　みたいなホモソーシャルな価値観から外れた存在なんだよね。
だから反感をかうし、もしかしたらドラマの視聴者も違和感を覚えるかもしれない。でもそれが最適解というか。
見た目も声も全てがか細く、頼りなく、少女のようで、"現場"の空気感にフィットしなくて浮いてる存在の"違和感"、フラフラしてて、ヒステリーで。
その違和をちゃんと表現してくれてる板垣さん、制作陣。

そして、そんな彼を支える体躯の大きい美丈夫、鈴木&青木！！
これに萌えずして、何に萌えるのか？
話が逸れました。

1話で絹子のエピソードを持ってきたのは、
映画で既に映像化されてきたエピを消化しておこうという意図かも。
このエピを中盤の目玉としてじゃなくさっさと消化してくれたの、本当に信頼できる。

第一期第九のメンバー、本当に美しかった…
瀧本、上野、豊村…
貝沼の前で鈴木と4人で立って並ぶシーンが本当に美しくて、
新しい組織として輝いてて、フレッシュで、精悍で…

2話

そんな頼りになるメンバーがああなってしまうなんて…😭（原作既読なのに絶望）
瀧本の狂った演技、鈴木の朦朧としてる瞳がやばすぎる。
薪の焦りも。緊迫感あって、なのに憂いがあって最高でした。

もう癖が…癖が…

そして、岡部登場〜〜！！
岡部が一課と一緒にいるシーンとか、第九に向かうシーンとか、何気ない、スーツの男たちがただ並んで歩いてるだけのシーンが、かっこいいのよ…。

今回のエピソードは原作6巻の岡部と薪の邂逅エピ。切なかった…。

どのエピソードもだけど、いかに人の頭の中を想像しても、そんなの虚しいくらい至らなくて、予想外であることを思い知らされる。この作品の素晴らしさ。
岡部たちがMRIの画をみて唖然とするシーン、
先入観が崩れていき、
今まで警部としてマッチョに捜査していたが、いかに自分が物事を決めつけてきたのか、そして相手の立場になるという新しい視点を手に入れていく過程…

ラストシーン。
薪「彼がどのくらい話を理解できるかどうかは分かりません
医者にも　あなたにも　誰にも
彼がみている世界は　彼にしか…」
からの、郁子父の愛しい声での「郁子」呼び。
うううっっ…
郁子が微笑んで手を握るシーンに、どれだけ衝撃を受け、胸が締め付けられたか…😭

薪は倫理の番人、神官？というか。そういう存在のようなんだよね。
薪さんが、禁域を侵している第九の倫理を保っているから、
第九が守られる。正義が、死者の想いが、秘密が守られる。
だから彼は人並み外れているというか、中性的というか…。

そんな薪さんが岡部を呼び捨てしたり、青木と出会う3話が待ち遠しすぎる。1週間長い。苦行！！

＊
ていうかもう、今回のドラマ化にあたって、ちゃんと作品の世界観が創出されてるからこそ、
何百回読み直した『秘密』の世界がこうして目の前で役者さんが演技してて、セットとしてあって、美しい映像と色彩でパッケージ化されている現実が目の前にあることの驚きがすごい。
まだ新鮮ですよ。きっと永遠にそうだよ。

あと細かいことを言うと、
板垣さんの素で普段からある可愛らしい仕草が垣間見えるのが本っっっ当に素晴らしいありがとう。ナチュラルボーンな部分が薪さんという存在の説得力に繋がっています…。
それから、1話の鈴木の胸で泣いてるシーンとか、2話の拳銃構えてるシーン、鈴木の幻覚に苦しむシーンのシルエットが素晴らしい。まさに薪さんの華奢さ。岡部のお姫様抱っこも！！
薪さん以外の人物のシルエットも同じくらい素晴らしいし。
いやしかし、薪さん以外の役者さんの生々しさが良いのよ…ゾッとするくらい。肉感っていいね。

ということで、『秘密』ファンによる熱狂感想でした。

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主題歌のBUDDiiSさんによる「Iris」良いね〜😭
「いろんな形の愛」「愛がさらに深まる様子」を描いたと、インタビューで語られてるの見て、それもめっちゃ嬉しかったし。
歌詞の
手を触れることさえも
胸を締め付け苦しめた
が
めっっっっちゃ薪さんで私の胸を苦しめた。
僕はここにいるから
もね…。ね…！！（原作勢に語りかける）
そっと解いて
そっと手放して
と語りかけてるのは青木かな、とか…。想像が膨らむ。

砂漠の世界観、良い。声も美しい〜！

もう一回言う。1週間待たなきゃいけないの、長いよ！！泣