『際どいガラス細工』
『際どいガラス細工』 No.052
あなたを一目見た時に思った
ビンゴって
はじめて会った梅雨空の日
雨が踊った
トキメキは永遠に続く
そんなはずない
肩に持たれて波を見つめる
ずっと青く沈む
あなたの花嫁グランプリ
私は何メダル?
あの喫茶店でまた会いたい
茶色いピンク
明かりが消えた暗いトンネル
ハンドルと手が溶け合う
向かう先は蜃気楼
あなたが犠牲になった
屋根の上には悪魔の扉
ゆっくりと浮かぶ
鈍い衝撃が支配し続ける
震えが止まらない
真っ赤な月に食べられる
生きる屍の女王
2人ぼっちのブラックボックス
中身は純愛ゆえのパンドラ
もうこれ以上は耐えられない
許される資格はないわ…
白い錠剤を更に取り込む
際どいガラス細工の心と身体
じわじわと歪んだ幻の中に、より一層落ちてゆく
したためた追憶の手紙をそっと握りしめながら…
皆さまからのお心遣い、ありがたく頂戴します。 そんなあなたは、今日もひときわ素敵です☆