Yahoo!知恵袋とBTSと私
BTSが変えた価値観
うちの記事には、度々Yahoo!知恵袋先生が出てきます。
私の名誉(え)のために申し上げますと、これはBTSのせいです。
BTSとの出会いによって変わったものは色々あるのですが、Yahoo!知恵袋に関しては価値観が大きく変化しました。
色んな所でちょいちょい語っていたのですが、多いので一回まとめてみようと思いました。よろしくお願いいたします。
第一章:出会い、そして隔離
インターネットの普及に伴って一般人がWeb上に大量流入した頃、わりと目立ったのが、それまで多数派だったオタクとの温度差です。
素直に「わからないから教えてください!」と手を挙げてくる一般人に対し、オタクは「好きなことは教えたいが、一回調べてから来てくれ」スタンスだったように感じます。
後に「ググレカス/ggrks(Googleで検索して来い)」という言葉も生まれているように、当時のオタクが安易に人に訊く行為に対して厳しい視線を向けていたことがわかります。
ちなみにこの言葉、英語にも同じ意味のフレーズ「Google is your Friend.(君にはGoogleがいるじゃないか→ググレカス)」があります。オタク気質は世界共通だと思いました。
そんな中、Yahoo!知恵袋が生まれます。
当時は、同じ匿名掲示板でも一般人は「Yahoo!知恵袋」、オタクは「2ちゃんねる」、という住み分け(というか隔離)がされていました。
Yahoo!知恵袋は、いわば「安易に人に訊く」行為を凝縮した場所です。
かつ匿名で専門家による監修もないため、回答の信頼性が低いと認知されており、オタクの共通認識としては「知恵袋に訊く奴は情弱」が鉄板だったように思われます。
私も例に漏れずそう思っていたため、存在をほぼ忘れた状態で生きていました。
第二章:再会と「いつかのARMY」への感謝
そんなYahoo!知恵袋と再会したのが、BTS界隈です。
沼落ちしたものの大量にあるコンテンツを前にたじろいだ私は、とりあえず気になったことを片っ端から検索しました。
「人に訊く前に調べろ」が、オタクのお約束ですからね。
そこで不思議だったのが、「回答がYahoo!知恵袋で見つかる」確率の高さです。
その現象は初期の初期から感じていたようで、note開始後2本目の記事で既にYahoo!知恵袋が登場しています。
正直、これはありがたかったですね!
昔みたいに「ここ見てればOK」的大手サイトさんがある時代じゃないし、X(Twitter)は流れが速すぎて質疑応答に向かないし、検索するとアメブロか韓流アイドルサイトに辿り着きがちだったため、Yahoo!知恵袋は重要な情報源として位置づけられました。
Yahoo!知恵袋のシステムというよりは、そこに蓄積されたARMYの膨大な「集合知」が信頼性を高めた感じです。やっぱ数は正義ですな。
補足資料:Yahoo!知恵袋で解決した疑問の例
Q. 「MCジャドゥ」って何?
Q. 韓国語における「豚」という呼びかけの温度感は?
Q. テテはファンとどんなゲームをやったの?
Q. 「花開市場」って何?
Q.IDフォトって何?
Q. Bボーイって何?
第三章:局地的な信頼性と「いつものアレ」
何でも解決してくれるYahoo!知恵袋に、信頼度は高まる一方。
ただし、「勉強になりました、ありがとう!」って部分がめっちゃ増えたとしても、「相変わらずだなw」って部分がなくなるわけではないので、直接Yahoo!知恵袋で調べ物をするまでには至っておりません。
しかしまあ、検索結果上位に入ってたらとりあえず見に行くくらいには、レベルアップしました。
学園ゲームに例えるなら、「一緒に帰ろう」って誘われたら断らないくらいの親密度。その例え伝わるのか。
ちなみに「相変わらずだなw」っていうのはどういうとこかと言いますと、例えばYahoo!知恵袋テンプレとしてこういうのがあるじゃないですか。
「至急」じゃないだろ #7119 に訊け、ブラウザ開いてる暇があったら病院へ行け、という案件ですね。そういうとこやぞ👉
もちろん、BTS界隈にもこういう「至急」案件がありました。たまたま遭遇したやつを、こっそり共有させてください。直接リンクはやめときます。
笑いのツボが合わなかったらごめんね!
ここから下、ツボが合わないと憤慨する危険性があります。
「至急」の意味が分からないwww
この、脳を通さず脊髄で書いたっぽい「ですかね」体の質問に、7人もの回答者がマジレス寄りの返答をしているところも良かったです。
構図としては天然ボケ×真面目ボケで、閲覧者がツッコむことで完成するタイプの笑いですね。
こういうのがゴロゴロしてるあたりが、質問サイトとしてはアレなのですが、お笑いとしては秀逸です。
そのうち対話型AIに吸収されて消えそうなジャンルなので、気になった方は今のうちに「至急 BTS」あたりで検索してください。
あ、あとYahoo!知恵袋テンプレで外せないのがもう一つ、「音楽カテゴリーでの曲名当て」があるのですが、これもちゃんとBTS界隈に存在していて、昔馴染みに出会ったかのような懐かしさを覚えました。
インストゥルメンタル系だと「ラーラララーララーラーって何の曲ですか?」みたいな無理筋の質問になるのですが(それに正解する神がいるからすごい)、BTSの場合は歌詞がありますから、空耳系になります。
気になる方は「空耳 BTS」あたりで検索してください。
第四章:この変化は退化か、進化か
そういえば、久しぶりに覗いてみてちょっと変わったな、と思ったこともありました。
どこかと言うと、例えばこういうのです。
既に質問じゃなくて、感想共有とクレクレが主題になってますね。
脊髄どころか神経束で発言してそうなところがいい(言い方)。
こういう「質問じゃない質問」が結構増えてるように思います。
疑問を解消したいんじゃなくて、「テテって美形ですよね?」みたいな同意を求める形だけの疑問系。
Twitterよりは返事もらえる場所、くらいの手軽な感情捨て場として使われてるような印象を受けました。
今は中学生くらいでもうスマホ所持が普通になってるので、そのへんの若年齢化が影響してるのかもしれません。
時代と共に使い方も変わるものですね。Time goes on.
終章:ほどよい共存を目指して
脊髄反射的に打ち込まれる質問に対し、数々のARMYが回答を打ち返してくれたことで築き上げられた、Yahoo!知恵袋の局地的信頼性。
先達が築き上げた厚い地層のお陰で、疑問発生から解消までが非常にスムーズになり、助かっております。ログを残してくださった皆様、ありがとうございます。
これからもちょいちょい頼りにしていこうと思います。
Yahoo!知恵袋の回答に助けられずネットの海を泳いでいけるようになった時には、ARMYレベルがちょっと上がっているような気がします。
さあ、いつの日のことかな?
おまけ
ちなみに、私が今のところ一番気に入っているYahoo!知恵袋がこれ。
読む度、死ぬほど笑います。
ググペンであろう回答者さんが、「グクが態度悪い疑惑」に憮然としてる様子が伝わってきて、悪いけどめちゃくちゃ面白いです。
「あんな変な髪形のテテに。優しいです。」の吐き捨てるようなぶつ切り感がほんといい味出してるw
ちゃんとベストアンサー認定してお礼コメント入れてる質問者さんの律義さが、質疑応答の明後日さと嚙み合ってないとこや、回答者さんのレスが私を萌えさせる役にしか立ってないとこを含め、全面的に好きです。趣味が悪くて申し訳ない(無反省)。