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【第4日】忽那諸島・中島で煌めく海に囲まれる(四国旅 avec Anne)

2023年11月24日(金)

朝早く高松のホテルを出て、松山市の三津浜港へと向かう。

【走行距離 】165.2Km   高松―三津浜港
 (高速道路)高松自動車道+松山自動車道 

高速を2時間以上走る。四国の制限速度は70Kmだったが、いくら踏み込んでも70Kmしか出なかった。
車の性能が悪いのではなくて、私がスピード出すのが怖くて、の話。

今日はまた新たな問題の一つをクリアしなければならない。

それは、「車ごとフェリーに乗る」こと!


連休の真ん中のためか、松山市内で宿が取れないと言ってたAnneが「素敵なホテルを予約したよ」と言ってきた。
HPを見る限りよさげだが、住所を見てもどこにあるか見当がつかない。

よくよく調べると、松山市長師というのは、どうも中島という離島の住所らしい。

Anne に「離島にあるって知ってた?」と聞いたら、「知らない」と。
でも「Tres bien. Non probleme.」って言う。

ということは、フェリーで渡るのよね?

で、生まれて初めてフェリーに乗ることになった。
けど、どうやって乗るのか分からない。
でもやるしかない。

波止場に着くと、それらしきところに車で並んでいる女性がいたので、窓越しに聞いた。

「大浦港行の船ってここに並んだらいいんですか?」
「初めてなんですが、どうやってフェリーに乗ったらいいんですか?」

乗車券は30分前から販売。
車を載せるには車検証を提示してチケットを買わなければいけない。
運転手一人分の乗車券は免除になる。
と分かった。

フェリーの乗用車航送運賃って車の長さで決まると初めて知った。
4mなので、4340円。

車に乗り込んで、波止場で順番を待つ。
時間が来たら、前の車について走る。

なんてことはなかった。
フツーに乗れた。


フェリーの窓からは、たくさんの島がプカプカを浮いているのが見えた。

船窓から


忽那(くつな)諸島というらしい。
中島はその中でも一番大きな島で、トライアスロンが行われるので有名だということ。

THE BONDSは、つまるところ民宿だった。

「三人一緒の部屋が取れたよ〜」って喜んでたけど、どんな部屋かと嫌な予感がしていたら、やはり、ツメツメだった。

オーナーさんは「二人用の部屋なので、三人には狭い」と事前に説明したというのだけど、ちゃんと伝わっていなかった。


クリアしなければならない次の問題は、「雑魚寝」

部屋中、布団だらけ

私は雑魚寝が苦手で、家族以外は無理。
義家族でもお断り。
神経が昂って一晩中寝れないこともある。

それなのに、なんでこんな所まで来て、外国人と雑魚寝しやなあかんのやろうか。

無理やり三人で川の字に寝ることもできたけど、そこはせめても抵抗して、二人の足元に横向きに布団を敷いた。

たった一泊だから、と自分に言い聞かせた。

【走行距離 】12.9Km    中島一周

チェックインしてから、島を車で一周した。

午後の太陽が海面に反射して、キラキラしている。
あんなに一面に煌めく海を見たのは初めてで、圧巻だった。


中島はみかんの島として知られ、栽培されてる柑橘類の種類は数えきれないそう。

柑橘類の段々畑


Barnardは農業の研究者だったので、農産物には興味がある。特に”段々畑”でテンションが上がる。


タコも獲れるらしい。

タコツボ


夕食の鯛のしゃぶしゃぶも、鮭のホイル焼きの朝ご飯も、美味しかった。

見渡す限り海に囲まれる別世界。

フェリーの回数が少ないのは悲しいけど、何日か滞在すれば、最高のメンタル・デトックスができるだろうな。


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