(受験)現代文も知識科目の要素がある
現代文は、センスだ!と思っていませんか?私は勉強しなくても点がとれたので、ほとんど勉強しませんでしたが、読書量が少なかった人は、以下の対策をしましょう。
・基本概念とキーワードの理解
・文学史の理解
基本概念とは、哲学や文化人類学、教育論争、倫理学など、現代文でよく問われる概念を理解しておくことです。例えば、京大の現代文では、ハンナ・アーレントという哲学者のことが出てきたりしました。初見だと戸惑うこと間違いなしです。この人は、ナチス・ドイツの全体主義や、市民としての人間はどうあるべきかを論じた人です。こうした「知識」も重要なのです。さらに、英語長文でも出題される場合があるので、一石二鳥です。
キーワードは、形而上学、アウフヘーベンなどの頻出用語のことです。
文学史は、有名どころだけでなく、ニッチなところも勉強しましょう。その作家の基本的な思想を理解していれば、非常に解きやすくなります。ただし、前提知識にひきずられてバイアスになるのは問題なので、論理的・批判的に読み取れた内容と知識を天秤にして最終解答を書きましょう。